古着を送って国際協力!衣類を寄付できる先6選

まだ着られるけど衣替えや引っ越しなどに合わせて整理したい衣服や、サイズが小さくなった子ども服などはありませんか?あなたにとって「不要」になったものが、誰かの役に立つ仕組みがあります。

捨てるにはもったいない衣服やカバン、靴、子どものおもちゃ・ぬいぐるみなどを集めて、日本や途上国の人たちを支援できる古着のリサイクル活動がたくさんあります。代表的な活動と参加方法をご紹介します。

古着や衣服が寄付になる仕組み

回収先によって異なりますが、リサイクル・リユースを行っている提携企業が査定を行い、査定額が寄付となることが多いです。査定された衣服は業者を通じて、衣服を必要としている人たちに販売、提供され、リユースされます。中には、届いた服を直接海外や必要としている人たちへ届ける場合もあります。

どんな古着・衣服が送れるの?

送り先によって、送れるものの種類が変わってきます。子ども服だけを扱っているところから、衣服全般ならなんでも、服だけでなくおもちゃやスマホなどの家電もOKというところもあります。

送るときに注意することは?

回収していないものを送ってしまうと、受け取る側が処分しなければならないこともあります。検品や処分費用などが掛かってしまい、寄付どころか、逆に負担がかかってしまいます。必ず、送り方、送れるものを確認してから送ってください。

衣服などを送れる先6選

送り先に衣類回収の仕組みが異なります。送れるものや送付方法などの詳細について、送り先のウェブサイトでしっかり確認してから送るようにお願いします。

こども服みらいファンド(子供の未来応援基金)

着られなくなった子ども服を送ることで、2015年に官民連携プロジェクトとして創設された福祉医療機構「子供の未来応援基金」への寄付になる仕組みです。子ども服からベビーシューズ抱っこひもマタニティ用品など、ベビー&キッズ用品を送ることができます。

送られた子ども服などは、子ども服の買取・販売を行っている株式会社キャリーオンによって査定されます。査定された衣服はキャリーオンを通じて、ママたちにリユースされ、査定結果に応じた金額が「子供の未来応援基金」に寄付される仕組みになっています。

送れるもの

子ども服全般(キレイでダメージの少ないもの、指定ブランドのもの、新生児~160サイズまで)

【春夏】到着が1/9~7/31:春夏物のみ受付
【秋冬】到着が8/1~1/8:秋冬物のみ受付

金額

元払い送料

申込~送付方法

  1. ウェブサイトから申込
  2. 衣服を発送(元払い)
  3. 品物が査定され、査定結果が届く
  4. 査定結果に応じた金額が「子供の未来応援基金」に寄付される

※注意:季節によって送れる服の種類が変わります。また「買取対象ブランド」が指定されており、送る前に服の種類やブランドをご確認ください。

認定NPO法人ブリッジ エーシア ジャパン(BAJ)古着リサイクルプログラム「フルクル」

送った古着は古着業者に買い取られ、団体がミャンマーやベトナムで行っている活動の資金となる仕組みです。衣類はもちろん、カバン、靴、帽子、タオル、毛布、バスマット、シーツ、ベルト、ネクタイ、マフラー、ぬいぐるみなど、いろいろなものを送ることができます。

送れるもの

  • 衣類全般(背広・スーツもOK)
  • カバン、くつ、帽子、タオル、毛布、バスマット、シーツ、下着(新品のみ)、ベルト、ネクタイ、マフラー、ぬいぐるみ、ダウンジャケットなど

送れないもの

  • 制服、学生服、作業着、着物
  • 社名や学校名が入ったもの
  • ふとん、まくら等の綿が入っているもの
  • スリッパ、長靴、ゴム製品
  • 雑巾、ひも、ハンガー
  • スーツケース、キャリーケース(タイヤのついたもの)
  • マスク など

金額

元払い送料のみ(海外発送費用などの請求はなし)

申込~送付方法

荷物を指定の住所へ送る
(30箱未満の場合は、事前連絡が必要)

ダンボールに詰めて、送料元払いで送るだけで完了するので、手間が少ないのが利点です。また、季節・流行・大人/子ども用を問わず送れるため、引っ越しなどで大量に家族の衣服を整理したいときに助かりますね。

NPO法人グッドライフ「セカンドライフ」

家庭の不用品が寄付できる専門サイト「セカンドライフ」を運営し、届いたものは日本や世界各地の被災地や貧困地域、学校や福祉施設などへ届けられます。

また、寄付一箱ごとに開発途上国の子どもたちへのワクチン募金代が含まれています。団体ウェブサイトの沿革を見ると、2008年に家電・家具のリサイクルと海外輸出を開始し、2010年からWebサイト「セカンドライフ」で募集を開始。2018年にNPO法人化したそうです。

衣服はもちろん、子どものおもちゃや本、雑貨など、送れる種類が多いのが特徴です。

送れるもの

衣服、本・絵本、食器、子ども用おもちゃ、靴、カバン、金券、日本人形、チャイルドシート、家電など多数

金額

送料+ワクチン代+活動費が含まれます(申込後に銀行振込)

中箱(3辺合計120cm以内)2,100円~
大箱(3辺合計160cm以内)2,600円~ ※サイズなどにより変動

申込~送付方法

  1. ウェブサイトから申込
  2. 2~3日で送付伝票が届く
  3. 伝票を荷物に貼りつけて発送
  4. 指定の銀行口座へ申込料金を支払う

送料に加え、寄付や活動費が上乗せされた金額を事前に支払う仕組みになっています。

認定NPO法人 世界の子どもにワクチンを「古着deワクチン」

「古着deワクチン」は2019年に第3回「ジャパンSDGsアワード」特別賞(SDGsパートナーシップ賞)を受賞したプログラムです。服・古着・バッグなどを寄付し、日本リユースシステム株式会社が査定と買取を行い、1口につき5人分のワクチン代が認定NPO法人世界の子どもにワクチンを日本委員会へ寄付されます。

また、送られた衣服は途上国へ輸出され、その国の人々を雇用して選別や販売を行い、その売上の一部がさらに世界の子どもにワクチンを日本委員会へ寄付される仕組みになっています。

送れるもの

  • 衣類全般
  • 服飾雑貨全般(ハンドメイドも可)

金額

古着deワクチン専用回収キット 3,300円(税込)

申込~送付方法

  1. ウェブサイトから専用回収キットを購入する
  2. 数日後、自宅に専用回収キットが届く
  3. 専用回収キットに衣類などを詰めて発送(佐川急便が集荷)

インターネットで申し込み、事前に送料を支払って専用回収キットを購入する仕組みです。支払い方法もクレジットカード、PayPay、代引き、Amazon Payなど豊富です。専用回収キットは160サイズ・25kgまで入るので、たくさん送りたいときは便利ですね。

NPO法人ワールドギフト

食糧支援・医療支援・安全な水の支援など行うNPO法人ワールドギフトが物品の寄付を受け付けています。物品は貧困地域、学校、学習施設、孤児施設、障害者施設、教会、職業訓練センター、行政施設、各地のNGO団体などへ届けられるようです。

衣服に限らず、さまざまなものを寄付することができます。

送れるもの

  • 衣類
  • 日用品
  • 健康・衛生用品
  • ぬいぐるみ・人形
  • 子ども・ベビー用品
  • おもちゃ
  • スポーツ用品
  • 楽器・文房具・学用品
  • バッグ・靴・雑貨
  • 食器・キッチン雑貨
  • 化粧品 など

金額

梱包サイズに応じた寄付(送料・海外輸送費など含む)

郵便局  140サイズ(30kg以内) 2,900円
佐川急便 160サイズ(30kg以内) 3,700円 など

申込~送付方法

  1. ウェブサイトから申し込む
  2. 依頼確定メールが届く
  3. 指定の口座へ寄付金を振り込むく
  4. 荷物を発送する

ワールドギフトを通じて物品が届けられた様子は、団体のSNSアカウント(Instagramなど)で紹介されています。

NPO法人ワールドギフト。寄付活動・海外画像を毎日公開。衣類・ランドセル・おもちゃ・ぬいぐるみなど、ご自宅の様々な不用品を寄付活動や支援活動に役立てています。

NPO法人日本ファイバーリサイクル連帯協議会(JFSA)

パキスタンのスラムに暮らす子どもたちの自立を支えるため、衣類や毛布・バッグなどを回収しています。

年に3回、受付期間や品目を決めて回収し、事務局員やアルバイト、地域の団体やグループ、選別協力団体が、種類や季節、状態を見て選別しているそうです。最終的に約8割がパキスタンに輸出され、約2割は国内(千葉市・柏市)でリユース販売されます。

送れるもの

※受付品目は期間ごとに変わります

例)毛布・寝具類、衣類、子ども服・ベビー服、タオル類、未使用切手・はがき、金券など

金額

元払い送料のみ

申込~送付方法

受付期間(年3回:2月~・6月~・10月~)に荷物を指定の住所へ送る
(※持ち込みの場合は予約制)

寝具や毛布などを回収しています。千葉を活動拠点にしているので、お近くにお住まいの方は持ち込みも可能です。

NPO法人JUDOs「柔道衣・柔道畳の寄贈」

衣服の中でも「柔道着」に限定して集めている団体です。中学・高校の体育の授業で「柔道」を選択し、卒業したら使わなくなる、という方も少なくありませんよね。ジャージなどはパジャマなど部屋着として活用できますが、柔道着はちょっと難しいですよね・・・。

日本発祥の柔道は、礼儀や相手を尊敬する精神が学べる教育の一環として世界中に広がっています。スポーツとして柔道が普及している一方で、紛争や社会構造の変化により、スポーツを取り巻く情勢も複雑かつ流動的で、支援を必要としている国や地域があります。そんな地域でスポーツの普及と発展に貢献したいと柔道着を送る取り組みが行われています。

※2021年4月現在、新型コロナウイルスの影響のため、受け入れを一時停止中。再開されているかは団体公式ページでご確認ください。

衣服を寄付する前に注意して欲しいこと

断捨離やミニマリスト、生前整理といった言葉が注目される昨今。身の回りのものを整理したい、処分したい、という気持ちで送ると、相手に迷惑をかけてしまうこともあります。衣服を送るときは、必ず届ける相手のことを思い浮かべて、送るものを選び、梱包していただけると嬉しいです。

  • 次に着る人が気持ちよく着られる状態かどうか確認する
  • 送れるもの・送らないで欲しいものを確認する

使わなくなったものの中から「まだ使えるもの」や「役立ててくれそうなもの」を選ぶことは、少し手間がかかります。そんな少しの手間を加えることで「ただ捨てるだけ」だったものが、「誰かの役に立つ」ものに変わるのは、なんだかステキだと思いませんか。

ぜひ、衣服を寄付できる仕組みを活用していただけると幸いです。

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この記事を書いた人
メッスィ~/召田 安宏

1984年生まれ。長野県に多い苗字だけど東京都出身。学生の頃にNGOと出会い、NGOの広報担当を10年以上経験。ボランティアや国際協力に関する話題、広報の仕事に役立つサービスやフリーソフトを調べるのが好き。詳しいプロフィールはこちらをご覧ください。