クラウドファンディングで寄付してみよう「Syncable」編

バースデー・ドネーション」って、聞いたことありますか?

FacebookなどのSNSが登場し、友達や知人の誕生日を手軽に知ることができるようになり、日々、お祝いのメッセージがインターネット上で交わされるようになりました。そうした中、誕生日に受け取る「友人や知人からのお祝いの気持ち」を寄付に変え、社会に還元する働きかけが広がっています。

「バースデー・ドネーション」とは、団体へ直接寄付をするのではなく、自分の誕生日に友人や知人からお祝いの代わりに支援したい団体のために寄付を募る取り組みです。

そんな誕生日プレゼントの代わりに寄付を募る「バースデー・ドネーション」を始められるインターネットサービスが「Syncable(シンカブル)」です。

Syncable(シンカブル)とは

Syncableとは、非営利団体向けに特化したインターネットサービスで、事業の広報活動を簡単に行えるとともに、ソーシャルグッドな団体と個人や企業サポーターとの協働アクションを促すプラットフォームです。インターネット上で呼びかけ、事業や活動、商品開発などの資金を募るクラウドファンディングサービスの中でも、NPO支援に特化し、300以上の団体が登録されています。

クラウドファンディングサイト「Syncable」 

Syncableの特徴(1)シンプルなデザインとメニュー

2011年にリリースされたReadyforやMotionGalleryなどより後発のサービスで、2016年に開設されました。さまざまな業態の多くの活動を取り上げている前者に対し、NPOの活動に特化していて、デザインもメニューもシンプルなのが特徴です。Syncableに登録されている団体をジャンル別に探せます

クラウドファンディングサイトは、トップページに多くのプロジェクトが並んでいるものが多い中、Syncableのトップページはとてもシンプルですね。

誕生日プレゼントの代わりに寄付を募る「バースデードネーション」など特徴のあるキャンペーンが選べます 

Syncableの特徴(2)ポートフォリオ機能

クラウドファンディングもそうですが「寄付をしてみたいが、どこに寄付をすればよいかわからない」という声をよく聞きます。世の中には数えきれないほど社会課題があり、その課題に取り組む団体が星の数ほど存在し、それぞれ異なるアプローチで解決に向けて活動しています。一人で寄付先の団体を調べるのは正直大変です。

Syncableは「自分の知らないNPOと出会うきっかけがほしい」「信頼できるNPOを知りたい」という声に応えるため、「寄付のポートフォリオページ」も2018年12月にリリースしました。

Syncableのポートフォリオ機能で複数の団体への寄付が可能 

 

テーマや独自の基準で寄付先団体がまとめられています。寄付先を探す参考にもなりますね、ポートフォリオでは寄付先団体の寄付割合などが表示されます 

Syncableの特徴(3)バースデー・ドネーション

Syncableの大きな特徴の一つである「バースデー・ドネーション」は、まとまった資金を集めるプロジェクト型のクラウドファンディングとは異なり、一人ひとりが少しずつ小さな寄付を集めることができます。「(大きな資金を集める)クラウドファンディングなんて、私には縁がないよ」という方も、自分で決めた金額と期間で団体を応援することができます。

すでに終了しましたが、気仙沼で子どもたちに海で遊ぶ楽しさを伝えているNPO法人「浜わらす」を応援するバースデー・ドネーションを例に、寄付するまでの流れをご紹介します。

ひっこのバースデードネーションを例に、実際に寄付をしてみました

Syncable(シンカブル)の寄付方法

ステップ1:Syncableへの登録

キャンペーン(バースデー・ドネーション)を応援するには、まず登録が必要です。メールアドレス&パスワードでも、FacebookなどSNSのアカウントでログインすることもできます。お好きな方法でご登録ください。

ステップ2:寄付金・寄付者情報の入力

登録が終わったら、寄付の金額や寄付者の情報を順に入力していきます。Syncableは「毎月」か「今回のみ」と、寄付の回数を選択できます。今回だけでもいいし、お気に入りの団体が見つかったら毎月定期的に支援してみるのもいいですね。

寄付は「毎月」と「今回のみ」を選択できます 

ステップ3:カード情報の入力

寄付の回数と金額を選択したら、クレジットカード情報の入力です。基本、クレジットカード決済での寄付になります。

クレジットカード情報の入力画面はシンプル 

クレジットカードの入力画面で、JCBのカード番号を入力したら、以下のように「JCBは使えませんよ~」という表示が出ました。どうやらJCBカードは使えないようです(VISAは使えました)。※探し方が悪いのか、ヘルプページも見たんですが、使えるクレジットカードのブランドを見つけることができませんでした。

SyncableではJCB非対応のようです(2019年3月時点)

ステップ4:寄付完了&応援メッセージ

Syncableで寄付をすると、団体からのお知らせや領収書の発行について選択できる画面が表示されます。寄付した団体が、寄付金控除が受けられる認定NPO法人や公益法人の場合は、領収書を希望しておくと確定申告で控除を申告できます。

団体からのお知らせや領収書の希望などを選択できます 

決済などが終了すると、バースデー・ドネーションの実施者にメッセージを入力できる画面が表示されます。

決済が完了すると応援メッセージの入力ができます

応援メッセージは、プロジェクトのページ横に表示されるようです。入力した応援メッセージはキャンペーンページの右側に表示されます

これで、Syncableでの寄付は終了です。とても簡単に寄付ができました。

※今回、私が寄付したプロジェクトは無事に目標達成しました。

寄付が完了するまでのステップが短い

他のクラウドファンディングサービスに比べ、後発のサービスのため、デザインや決済ステップが洗練されているように感じました。決済が完了するまでのステップが短い(少ない)ので、はじめてクラウドファンディングをする方にもオススメです。寄付に慣れてきたら、自分でポートフォリオを作ってみたり、自分自身で「バースデー・ドネーション」をはじめてみたり、自分も参加できるサービス、というところは、他のクラウドファンディングサイトにはないポイントですね。

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この記事を書いた人
メッスィ~/召田 安宏

1984年生まれ。長野県に多い苗字だけど東京都出身。学生の頃にNGOと出会い、NGOの広報担当を10年以上経験。ボランティアや国際協力に関する話題、広報の仕事に役立つサービスやフリーソフトを調べるのが好き。詳しいプロフィールはこちらをご覧ください。