3月8日は「国際女性デー」~世界の女性が抱える課題とは

2014/03/18

3月8日は「国際女性デー(International Women’s Day=IWD)」です。女性に対する差別撤廃や女性の地位向上を目指した国際的な記念日です。

国際女性デーとは

1904年の3月8日、アメリカ・ニューヨークで婦人参政権を求めたデモが起こったことを受け、国連が1975年に3月8日を「国際女性デー」として制定しました。

現在は、国際連合事務総長が女性の十全かつ平等な社会参加の環境を整備するよう、加盟国に対し呼びかける日となっています。

10万円払えば登録できちゃう「記念日」と「国際デー」の違い

ちなみに「今日は何の日?」と検索すると「え?そんな記念日あるの!?」っと驚くほどさまざまな記念日があります。ちょっとそれは無理があるんじゃないか、というレベルの語呂合わせも多いですよね(笑)

ちょっと乱立しすぎではないかと思える記念日ですが、実は、日本記念日協会に申請すると記念日として認定してもらえるそうです。

日本限定の記念日がある一方で、国際連合など国際機関が定めた「国際デー」が数多くあります。特定の課題や問題を解決するため、世界でその日に合わせて啓発イベントやキャンペーンが行われたりします。

国際女性デーに考えたい「ジェンダー」の問題

国際女性デーで訴えかけようとしているテーマは、ジェンダー(社会的・文化的につくられる性別)に関連する偏見や不平等です。

日本では男女雇用機会均等法だとか、女性の社会進出という言葉も耳にしますが、女性管理職や女性議員の全体に対する割合を見ると、う~ん(笑)最近は「女性の活用」という言葉もよく使われている気がします。

「女性活用」という言葉はある意味、「男性中心」の考え方から生まれた言葉ですよね。こういう言葉遣いをされる側は、あまり気持ちが良いものではありませんよね。日本国内でのジェンダー差別はもちろん取り組むべき課題のひとつですが、ちょっと外に目を向けてみると、途上国の女性たちは大変な立場にいること多々あります。

世界で根強く残る男尊女卑(男子選好・女子忌避)

「IT産業で経済発展」とか「インド式の九九など高い教育水準」、「踊るマハラジャ」など、ポジティブなイメージも多いインドですが、特に女の子たちが虐げられているケースが多々あります。

インドでは息子は価値のある資産としてみなされ、娘は負債だと考えられます。 その背景には結婚時に新婦側から新郎側の実家に支払われる持参金である「ダウリー」があります。

「なんとかしなきゃ!プロジェクト」より

結婚持参金「ダウリー」の他にも、女の子が教育を受けられない理由はたくさんあります。

女の子がコットン畑で働く理由

世界の女の子を取り巻く課題って、山ほどあるんですね。それは「男性中心」の社会・考え方から生じるモノが多く、根深い意識、考え方を変えていかないと、解決しない問題です。

「意識を変える」って、カンタンに見えて、実はとてもむずかしいことなんですよね。一朝一夕で変わるものでもなく、変えるためには地道な取り組みが継続的に必要になります。

「学校を建てる」とか「タブレット端末を無料で配布」とかは、成果がすぐにカタチとして見えますが、「意識」は目に見えるものではありませんからね。それでも、一歩ずつ、地道な取り組みを進めることで、少しずつですが、笑顔の子どもたちが増えていきます。

SDGs 目標5:ジェンダー平等を実現しよう

2015年9月にニューヨークの国連本部にで採択されたSDGs(持続可能な開発目標)には「目標5:ジェンダー平等を実現しよう」というジェンダー平等の目標が掲げられています。

日本では、あまり認知されていない「国際女性デー」ですが、国によっては公式な祝日として制定されているところもあります。イタリアでは、「ミモザの日」として女性に感謝を込めて、母親や妻、友人、会社の同僚などに愛や幸福の象徴でもあるミモザが贈られています。

もちろん、日本でも国際女性デーに合わせ、さまざまな取り組みが行われています。

連合三重 3.8国際女性デー

国際女性デー(国際女性の日)|日本女性学習財団|キーワード・用語解説

国際女性デー バラ配布しアピール(茨城新聞)

国際女性デー バラ配布しアピール

国際女性デーに合わせて行われるイベント

いずれの取り組みも女性への差別撤廃や女性の社会進出を求めた啓発キャンペーンです。

3月8日「国際女性デー」は、一人ひとりの女性の権利を尊ぶことはもちろん、世界の女性が直面する課題について知り、課題を乗り越えるために何が必要なのか、ぜひ考える日にしていただけると嬉しいです。

この記事を書いた人
メッスィ~/召田 安宏

1984年生まれ。長野県に多い苗字だけど東京都出身。学生の頃にNGOと出会い、NGOの広報担当を10年以上経験。ボランティアや国際協力に関する話題、広報の仕事に役立つサービスやフリーソフトを調べるのが好き。詳しいプロフィールはこちらをご覧ください。