JICA地球ひろばに「学校に行きたい!体験すごろく」が
開発途上国や国際協力のことを知ってもらうための施設、
「JICA地球ひろば」にて、2010年12月7日から2011年2月27日まで、
企画展「地球の子どもたち―学校に行きたい!」が開催されています。
そんな企画展、あるスゴロクが展示されています。
それがコチラ、「学校に行きたい!体験すごろく」です。
「学校に行きたい!体験すごろく」は、自分が駒となり、大きなスゴロク上を進んで途上国の学校に通えない子どもの人生を体験するゲームです。2007年、「世界中の子どもに教育を」キャンペーンのために作成されました。(出所:貸出教材を使って児童労働を伝える|世界の子どもを児童労働から守るNGO ACE(エース))
世界には確実にわかるだけでも7800万人の子どもが小学校に行っていません。
統計がとれない国を加えると、学校に行けない子どもの数はもっと多くなります。
そのような世界の子どもたちが、なぜ学校に行けないのか、どのような障害があるのかを、
学んでもらうスゴロクです。
ACEは「世界中の子どもに教育を」キャンペーンに参加しており、
スゴロクの製作に参加し、完成した後もスゴロクの貸出を担当してきました。
※このスゴロクのイラストは、ACEの年次報告書作成に
プロボノ(専門的なスキルで協力してくださるボランティア)としてご協力いただいている、
デザイナーの方に作っていただきました!
そんなところに、JICA地球ひろばから今回の企画展のお話をいただき、
展示いただくことになりました。
※通常は人が駒となって進んでいく大きなサイズですが、
JICA用に縮小サイズにしていただきました。
用事があってJICA地球ひろばに寄らせていただいたとき、
展示されている「体験すごろく」を見せていただきました。
JICA地球ひろばには、各地の学校からの修学旅行生や学生が
たくさん参加されるそうで、スゴロクも楽しんでいただいているようです。
スゴロクが楽しいのは当然のことですが、
それだけではありません。
スゴロク展示を紹介してくださった「地球案内人」のあおきさんによると、
『最後のマスまでたどり着けなかったり、ゴールが子どもたちにとって衝撃的なようです』っと。
なんと、最後のマスには計四つのゴールが書かれているんです。
しかも、三分の一の確率でしか中学校に通えず、
六分の一の確率で高校にも進学できません。
※最後のマスに来る前に、「お前は女の子だから学校に行かなくていい」などの理由で
途中でスゴロクが終わってしまうマスもあります。
スゴロクを通じて、世界の子どものたちの現状を体験する。
今後、このすごろくボードは、他のJICA施設でも展示されていく予定です。
よかったら、JICA地球ひろばや他のJICA施設に見学へ言ってみては~♪
※もちろん、通常バージョンの「学校に行きたい!体験すごろく」も大好評貸出中です♪
学校の学園祭や地域の国際協力のお祭りなどで使っていただいています★