甘いチョコレートのビターな現実|フジテレビ「世界がもし100人の村だったら」
実はワタクシ「あま〜〜〜〜ぃ!」食べ物が苦手です・・・。
コーヒーに砂糖は入れません。ブラックです。
ドーナッツ屋さんの前を通るだけでめまいがします。
ケーキバイキングなんて、たぶん倒れます。
それはさておき、今回は「バレンタインデー」にちなみ、甘いチョコレートのビターなお話のご紹介します。
バレンタインデーに贈り物をするのはなぜ?
ところで、バレンタインデーはどうして女性から男性へチョコレートをプレゼントするようになったのでしょうか。元々バレンタインデーは、キリスト教の神父「聖バレンティヌス」を称える日だったそうです。
ローマ帝国皇帝・クラウディウス2世(在位268-270)が「兵士たちに恋人ができると、愛する者を想うが故に、戦争に行きたがらなくなる」と考え、兵士たちの婚姻を禁止したと言われています。
バレンティヌス司祭は、婚姻を禁止された兵士たちを憐れみ、彼らのために内緒で結婚式を執り行っていたそうです。その噂が皇帝の耳に入り、逮捕され、最後は処刑されてしまいました。バレンティヌス司祭が処刑された日、殉教の日が西暦270年2月14日だったことから、聖バレンタインとして敬われるようになり、この日をローマカトリック教会では祭日とするようになったそうです。
恋人たちのために殉教したことから、14世紀頃、バレンタインは愛の守護神とみなされるようになり、家族や恋人同士が贈り物やカードを交換するという風習が生まれました。つまり、バレンタインデーは元々女性から男性へ告白する日ではなく、広く愛し合う者同士が気持ちを伝えあう日だったようです。
そんな愛のあるバレンタインデーですが、プレゼントされる甘いチョコレートの裏側には、ちょっとビターな現実があります。
世界がもし100人の村だったら
2006年6月にフジテレビで「世界がもし100人の村だったら4」が放送されました。チョコレートの原料カカオを生産する農園で働くガーナの子どもたちが登場しました。カカオの生産地では、児童労働が問題となっています。
西アフリカのカカオ農園で働く子どもの64%が14歳以下と言われ、農薬の散布や自分の力では持ち上げることができない重さの荷物を運んだり、刃物を使った作業など、子どもにとって危険で有害な労働を強いられています。
なんだか、チョコレートが食べ辛くなる話ですね・・・。
そんなチョコレートのビターな現実を変えるための行動している人たちがいます。
チョコレートの裏側・カカオ産業の児童労働をなくすために
生産者や環境に配慮してつくられた「人と地球にやさしいチョコ」を意識して選ぼうと呼びかけているのが「チョコレボ」という活動。
フェアトレードブランドの「People Tree」や国際協力NGOの「ピースウィンズ・ジャパン」では、フェアトレードチョコレートのインターネット上で販売しています。
甘い食べ物が苦手な私には、縁遠いイベントではありますが「バレンタインデー」にチョコレートをプレゼントされる方は、つくる人、食べる人、すべての人が幸せになれるようなチョコレートを選んでいただけると嬉しいです。