チョコレート会社のオーナーはカカオ農家!?フェアトレードチョコレートならDivine(ディバイン)

2019/02/10

毎年、バレンタインシーズンになると各メーカーや製菓店からさまざまなチョコレートが販売されます。最近は、日本だけでなく中国やアジア各国でもチョコレートの需要が高まっていると言われています。

大手製菓メーカーが製造販売している国民的に有名なチョコレートはもちろん、有名パティシエが作った高級チョコレート、特定の生産地で採れたカカオだけを使った「シングルオリジン」や「サードウェーブチョコレート」と呼ばれるチョコレートなど、そのバリエーションは多岐にわたります。

そんな数あるチョコレートの中でも、最近は近所のスーパーマーケットや自然食品を扱うお店などで、“フェアトレードチョコレート”が販売されているのをよく目にするようになりました。公正な取引を行い、生産者の暮らしを守る「フェアトレード」の取り組みですが、チョコレート会社とカカオ農家、双方が豊かになれるようユニークな取り組みがあります。

ディバインチョコレート(Divine Chocolate)
イギリス発のチョコレートブランドDivine(ディバイン)

イギリスのフェアトレードチョコレート会社「Divine(ディバイン)」

イギリスのフェアトレードチョコレート会社「Divine(ディバイン)社」は、株式の44%をカカオ農民が所有し、会社の利益が直接カカオ農家へ還元される仕組みになっています。

株主はカカオ農家!?カカオ農家の利益につながる会社の仕組み

通常フェアトレードは、カカオなどの原材料を作る「生産者」と、原料を加工して製品にして販売する「製造/販売者」が異なることが一般的です。しかし、ディバイン社の場合、生産者が会社の経営に加わることで、株主である農民たちが利益の用途を決められる点がメリットです。

チョコレートを販売して得た利益が、カカオ生産地域を支え、人々の生活環境を改善させ、貧困から抜け出し、さらに質の良いカカオ生産へとつながっていきます。

SDGsの目標達成に向けた取り組み

このディバインのチョコレート、パッケージ紙の裏側に製品とディバインの取り組みに関する解説が印刷されています。フェアトレードだけでなく、女性のエンパワーメントなどに関する取り組みを行っていることが紹介されています。

持続可能な開発目標(SDGs)」の目標5「ジェンダーの平等を達成し、すべての女性と女児のエンパワーメントを図る」のマークも掲載され、持続可能な社会へ向けて取り組んでいる姿勢が表れていますね。

SDGsの目標5「ジェンダーの平等を達成し、すべての女性と女児のエンパワーメントを図る」について解説あり
パッケージの裏側には「女性のエンパワーメント」やSDGsについて記載されています

ディバインのチョコレートには、児童労働や環境破壊などがないよう生産されているガーナのカカオ生産者の組合「クアパ・ココ(Kuapa Kokoo)」のカカオが使われています。

ディバイン社は、2015年のイギリス・ガーディアン紙「サステーナブル・ビジネス・アワード」に表彰されたほか、イギリスで「最も好きなフェアトレード商品」に選ばれるなど、その理念と功績が認められ、数々の賞を取得しています。

アフリカ版の「紋」を生かしたパッケージデザイン

ディバインチョコレートのもう一つの特徴は、パッケージデザインです。特に目を引くのは小さな「アディンクラ」というシンボルマークです。

ディバインチョコレート(Divine Chocolate)
パッケージで目を引く「アディンクラ」

アディンクラ(Adinkra)とは、ガーナやトーゴなどの西アフリカで受け継がれているシンボルマークです。アディンクラは「格言」や「信念」を表し、西アフリカの布・壁・陶器などでよく見られます。決められた型の紋様で、喪服にも用いられるため、日本の「紋(家紋)」に似ていますね。

アディンクラは昔からある伝統的なシンボルマークですが、まったく古臭さは感じさせません。

また、パッケージ右下の「国際フェアトレード認証ラベル」も黒が背景の商品パッケージに見事に融合していますね。(※国際フェアトレード認証ラベルの色や形の加工は禁止されていますが、モノクロ版のみ使用が許されています)

板チョコだけでなく、スティックタイプのチョコレートも販売されています。

贈る人だけでなく、作る人への愛がつまったチョコレート

フェアトレードチョコレートは、保存料や乳化剤などを使用していないため、気温が高くなる季節は販売しない製品がほとんどです。ディバインのチョコレートも正規輸入販売店である一般社団わかちあいプロジェクトが輸入し、秋から冬にかけて販売されます。

ディバインのチョコレートはAmazonや楽天市場、Yahooショッピングでも注文可能です。

クラフトエイドのオンラインストアでも販売(冬季限定)

フェアトレードチョコレートは、保存料など添加物を使用せず、とても溶けやすいため、気温が低い冬季限定で販売されています。シャンティ国際ボランティア会のフェアトレードブランド「クラフトエイド」でも、秋から冬、バレンタインシーズンにかけて販売されています。

フェアトレードショップ「クラフトエイド」フェアトレード食品 (チョコレートは冬季限定)

バレンタインデーのプレゼントはもちろん、自分へのご褒美チョコやホワイトデーのお返しのチョコレートとして、ぜひ選んでみてはいかがでしょうか。

この記事を書いた人
メッスィ~/召田 安宏

1984年生まれ。長野県に多い苗字だけど東京都出身。学生の頃にNGOと出会い、NGOの広報担当を10年以上経験。ボランティアや国際協力に関する話題、広報の仕事に役立つサービスやフリーソフトを調べるのが好き。詳しいプロフィールはこちらをご覧ください。