11月20日は「世界子どもの日」~変化する子どもたちが置かれた状況

ガーナ・カカオ生産地の子どもたち

11月20日は『世界子どもの日(Universal Children’s Day)』です。1954年に子どもたちの世界的な友愛と相互理解を促し、子どもたちの福祉を増進させる日とすることを目指して国際連合が定めた国際デーです。

「世界子どもの日」とは

1954年の国連総会にて11月20日が「世界のこどもの日」に制定され、国際連合のすべての加盟国に、こどもの日を制定することを勧告しました。

日本の「こどもの日」とは違うの?

どの日を「世界子どもの日」にするかは、各国政府の判断に委ねられています。一般的には「子どもの権利条約」が採択された11月20日とするのが一般的ですが、日本は「こどもの日」である5月5日を「世界子どもの日」としています。

これは、1954年に「世界子どもの日」の制定が勧告されるよりも前に、1948年に「こどもの日」を5月5日と制定していたためです。

「子どもの権利条約」が採択された日

11月20日は、世界でもっとも多くの国と地域で批准されている国際条約「子どもの権利条約」が国連総会で採択された日でもあります。

変化する子どもたちの置かれた状況

「子どもの権利条約」が採択されてから約30年の間に、子どもたちの置かれた状況は大きく改善されてきました。多くの子どもたちが教育を受け、健康に暮らせるようになった一方、最も貧しく、最も弱い立場に置かれた子どもが直面する不平等は拡大し続けていると、ユニセフは発表しています。

また、インターネットの発達により、インターネットやSNS上のいじめや中傷など、新たな脅威にも直面しています。

グローバル化社会と言われる現代、日本で暮らす外国籍の子どもたちの教育を受ける権利がないがしろにされている実態もあります。

その他の国際デー

世界の子どもの日」だけでなく、世界的な記念日として国際機関が定めた「国際デー」はさまざまあります。

「今日は何の日」と検索すると、日本特有の記念日もいろいろ出てきますが、世界のさまざまな課題や問題の解決に向けた「国際デー」もたくさんあります。国際デーに合わせ、世界各国で啓発イベントやキャンペーンが行われています。ぜひ「国際デー」を世界のさまざまな課題や問題について考えるきっかけにしてもらえると日にしてもらえると嬉しいです。