フォトジャーナリストのオススメ著書4選

2018/02/25

 Photo AC カメラ兄さんさん

先日、吉祥寺駅から井の頭公園を通った先のギャラリーで開催されていた写真展「TOKYO DOCUMENTARY PHOTO 2018」を見てきました。

私が勤めている「シャンティ国際ボランティア会」が活動しているアジア各国を訪ね、現地の様子をたくさん撮影してくださっている川畑嘉史さんが写真を出展されていたからです。※会場が家の近所だった、というのも理由ですが(笑)

川畑嘉史さんは、ご自身の職業や肩書を「写真家」ではなく「フォトジャーナリスト」として表記されています。

どちらも写真を撮影される方を指す言葉ですが、あえた「フォトジャーナリスト」と称するのは、撮る行為そのものより写真撮影を通じて伝えたいという意志が強いからではないかと感じます。

川畑さんだけでなく、国際協力の現場や海外のさまざまな情報を写真を通して発信される方の中で、「フォトジャーナリスト」として活動されている方がたくさんいらっしゃいます。そんなフォトジャーナリストの著書をいくつかご紹介します。

安田 菜津紀さん

1987年神奈川県生まれ。NPO法人Dialogue for People(ダイアローグフォーピープル/D4P)所属フォトジャーナリスト。同団体の副代表。16歳のとき、「国境なき子どもたち」友情のレポーターとしてカンボジアで貧困にさらされる子どもたちを取材。現在、東南アジア、中東、アフリカ、日本国内で難民や貧困、災害の取材を進める。東日本大震災以降は陸前高田市を中心に、被災地を記録し続けている。著書に『写真で伝える仕事 -世界の子どもたちと向き合って-』(日本写真企画)、他。上智大学卒。現在、TBSテレビ『サンデーモーニング』にコメンテーターとして出演中。

フォトジャーナリスト 安田菜津紀 / Natsuki Yasuda

川畑 嘉史さん

ニューヨークの雑誌社勤務時代に9.11を経験し、記者職を捨て写真の道に進むことを決意。2002年、会社を退職しタリバン政権崩壊後のアフガニスタンを訪れ取材を行った。帰国後、東京の撮影事務所にて写真技術を学んだのち、2005年フリーランスのフォトジャーナリストとなる。現在は、世界中の難民キャンプや貧困地域、自然災害の被災地などで取材を行い、雑誌や新聞などに写真と原稿を寄稿している。また、ドキュメンタリー動画の製作にも携わり、過酷な途上国の現状を伝える活動も行なっている。

著書より

渋谷 敦志さん

1975年大阪生まれ。高校時代に、ベトナム戦争を記録した一ノ瀬泰造や澤田教一の写真に出会い、フォトジャーナリストを志す。1999年にMSF(国境なき医師団)フォトジャーナリスト賞を受賞。アフリカの紛争地やアジアの辺境で、飢餓や内戦、自然災害や貧困に苦しみながら、懸命に生きる人々の姿を写真で伝えてきた。東北の被災地にも通い続けている。

TOP of SHIBUYA ATSUSHI

林 典子さん

1983年生まれ。国際政治学、紛争・平和構築学を専攻していた大学時代に西アフリカのガンビア共和国を訪れ、地元新聞社「The Point」紙で写真を撮り始める。2011年名取洋之助写真賞、12年DAYS国際フォトジャーナリズム大賞、13年フランス世界報道写真祭Visa pour l’Image(ビザ・プール・リマージュ)報道写真特集部門で最高賞を受賞。「ニュースにならない人々の物語」を国内外で取材。英ロンドンのフォトエージェンシー「Panos Pictures」所属。

林典子|Noriko Hayashi

ファインダーに写る向こう側の世界

「写真家」ではなく、「フォトジャーナリスト」として撮影する理由は、一人ひとり違います。それでも、写真を通じて人に伝えたいという点は共通しているように感じます。

※今回紹介した安田 菜津紀さんと渋谷 敦志さんらの共著『ファインダー越しの3.11』はコチラの記事で紹介しています。

この記事を書いた人
メッスィ~/召田 安宏

1984年生まれ。長野県に多い苗字だけど東京都出身。学生の頃にNGOと出会い、NGOの広報担当を10年以上経験。ボランティアや国際協力に関する話題、広報の仕事に役立つサービスやフリーソフトを調べるのが好き。詳しいプロフィールはこちらをご覧ください。