インパクト・インベストメント-投資を通じた社会貢献
突然ですが、「寄付」と「投資」の違いって、なんでしょう?
「寄付」は、自分に金銭的なリターンが返ってきません。
「投資」は、利息や優待などのリターンが返ってきます。
「投資」は、利息や利回りなど”自分にとって有益”かが注目されていましたが、社会の役に立ちたいという思いも叶えるという、新しい仕組みが出てきています。それが「インパクト・インベストメント」です。
インパクト・インベストメント(Impact Investment)とは
経済的な利益を追求すると同時に、貧困や環境などの社会的な課題に対して解決を図る投資のこと。
経済的な利益を生み出す従来の仕組みに加え、貧困や環境問題などの解決を目的とした"投資"のことです。
投資はまず「儲かるか?儲からないか?」といった点に目がいきがちです。投資したお金が何に使われているのか、あまり重要視されてきませんでした。
そんな投資を通じて社会の役に立つことをやろうと、「インパクト・インベストメント」に取り組んでいる大和証券がテレビ東京「地球VOCE」で取り上げられていました。
ワクチン債やウォーターボンド、アフリカ教育ボンドといった債券を開発し、販売してきました。他の金融機関も追随し、こうした債券の発行額は4500億円に達しています。この試みは、「世界の問題解決の"力"となる」と社会活動家からも、大きく評価されています。引用:テレビ東京「地球VOCE」ウェブサイトより
大和証券はこれまでに、
- アフリカへの教育支援
- 中南米における貧困対策事業
- マイクロファイナンス機関への支援
- マイクロファイナンス(貧困層向け小規模金融サービス)
- 再生可能エネルギーの支援
- 途上国の子どもへのワクチン提供
- 地球温暖化対策事業
などの事業活動を、この仕組みを使って支援してきたようです。
今までは「自分にとってよい"投資"」のみに注目されていましたが、
これからは「自分だけでなく、社会のために良い"投資"」を考える人が増えるといいですね♪