確かな手ごたえ。

2006年のお正月。みなさんはいかがお過ごしでしょうか?

ボクはまったりと過ごしております。

いとこの家に泊まって、祖母の家に行って、自宅でゴロゴロしてます。正月だからいいじゃないですか。


うちは毎年いとこの家と祖母の家に行きます。っといっても、とても近所です。国分寺市−調布市−三鷹市と、東京都下でトライアングルができるくらい近いです。

毎年、正月は久しぶりに会う家族とのおしゃべりが楽しみなのですが、今年は違った意味で手ごたえのある正月でした。

大学生になってから3度目の正月、春には4年生になります。ボクは国際開発学部というちょっと「International」っぽいところで勉強しています。

大学では仲間と一緒に「国際協力」とかを議論しあったり、イベントを企画
していますが、家族の前ではあまり話しませんでした。なぜかって?自分の主張を人に押し付けるほど利己主義ではありませんよ。それに、興味のないことを聞かされるほど退屈でつまらないことはないでしょう。

家族の前ではあまり国際に関して話をしてきませんでしたが、身近な人には影響を及ぼしていたようです。

昨年、家の大掃除で大量の使用済みテレカやオレンジカード・パスネットが見つかりました。「タンザニア・ポレポレクラブ」というNGOで「使用済みプリペイドカード」を集めているという話を聞いたことがあるので、試しに送ってみました。

日本のカードはデザインが変わったモノが多く、ヨーロッパのコレクターで集めている人がいるそうです。使用済みのカードを提供する代価をタンザニアの植林のために使うそうです。

その話は母にしたところ、いとこの家でも、祖母の家でもその話を切り出して、残っているテレカがあったら送ってよ、っと切り出すようになりました。話によると、自分のパート先のおばさんたちにもカードを集めることを話したそうです。

祖母と一緒に住んでいるおばも、企業からのもらい物の色鉛筆を取っておいてくれて、「どうしたらいいの?」って聞いてくれました。

ボクが目指している『国際協力の市民参加』を身近な人たちが実践してくれていたことに驚いています。それと同時に、手ごたえを感じました。自分のやっていることが確実に伝わっているのだと。

確かに、モノを送るという国際協力は一概に「良いこと」とは言い切れません。逆にその場限りの悪例と言われることだってあります。文房具を送った先で子どもたちが取り合いをしてケンカしてしまったり、自分たちで働いて稼いで手に入れようという意識をそいでしまうことだってあります。途上国の先進国に対する依存心が貧困の悪循環を引き起こす要因のひとつでもあります。

でも、日本国民一人ひとりが「国際協力」を身近に考えるきっかけを奪いとってまで「モノを送るな!」とはボクにはいえません。だって、みんな「何かしたい!自分にできることを知りたい!」と思っているから。

おばは話してくれました。

「色鉛筆があるけど、どうしたらいいかわからない。」

ほとんどの人は知らないのです、何ができるのか。日本に住んでいるボクたちができること、ボクたちだからこそできることを。方法や考えを押し付けるのではなく、できることを気づくキッカケをボクは提供しようと思う。

年末「ドラゴン桜」というドラマの再放送で、「目の前に腹を空かした人が転がっている。お前は釣竿を持っている。どうする?」という問いかけがあった。

その問いにボクはこう答えるだろう。

釣り方を教える』っと。

自分にできること、少しだけでも考えてもらいたい。

ウガンダ←→日本便り … 文房具寄付にあたり

この記事を書いた人
メッスィ~/召田 安宏

1984年生まれ。長野県に多い苗字だけど東京都出身。学生の頃にNGOと出会い、NGOの広報担当を10年以上経験。ボランティアや国際協力に関する話題、広報の仕事に役立つサービスやフリーソフトを調べるのが好き。詳しいプロフィールはこちらをご覧ください。