文連祭終了
拓殖大学「文連祭」が無事(?)終了。
この一ヶ月、頭を使って、体張って、疲労困ぱい。
毎度毎度感じることだが、やはり人ひとりのキャパシティには限界がある。
今回、自分の研究会の研究活動以外に文連祭本部スタッフとして参加。「参加する側」から「運営する側」に回った。昨年の秋も他団体の展示も行ったので掛け持ちは慣れていたつもりだった(まぁ、去年は掛け持ちのおかげで三日連続徹夜したけど)。なぜ、いつもそんなつらい掛け持ちをするのかと問われると、答えに窮する。掛け持ちする理由はいろいろあって、一口では説明できない。
掛け持ちをするということは、自分の活動がどれも中途半端になってしまうというデメリットがある。だが、そのデメリットを帳消しにするメリットが掛け持ちをするとりあえずの理由としておこうか。
文連祭スタッフは一体何をするかというと、いろいろある。
1.一週間ぐらい前から大学の最寄り駅前でティッシュを配る。
朝・夕の通勤アワーを狙って宣伝が入ったポケットティッシュを配るのだ。学生だけでなく、外部の人にも宣伝するという意図が強い。
文連祭の広報は近隣の飲み屋や食べ物屋などでポスターを貼ってもらったりした。そういった、草の根?レベルの地道な活動はイベント開催には必要不可欠である。先輩曰く、何度も店へ足を運んだおかげで店員と顔見知りになったそうだ。地元との連携が強化され、また次の機会につながっていく。
2.会場案内やポスター、看板なども作成した。
スタッフは各研究会からの有志で構成されている。自分の研究会活動の合間を縫って駆けつける。本部と研究会を何度も往復しながらもなんとか準備。
3.会場の準備も重要な仕事である。
前日にテントを数十棟たて、4人でやっと持ち上がるバカ重いベンチを移動させる。前日、授業があったが、人手が足りないということでサボっちゃいました。こういった作業は人がたくさんいれば楽だし、早いから。
4.文連祭の前夜は「前夜祭」という懇親会が催される。
立食パーティー形式で企画が盛りだくさん。「文連ラジオ」をやったり「スタッフ紹介(笑)」とか。前夜祭は大学の食堂をお借りして実施される。イスやテーブルを移動させ、食べ物・飲み物の設置、ゴミの片付けなどなど。正直一番疲れた。200人以上参加する上、三分の一はまだ未成年で酒に慣れていない1年生。運営側として気配りを怠ってはならない。そのおかげでほとんど飲み食いできない状態。ようやく終わったと思ったら、大急ぎで撤収。嵐が去ったかのように散らかった会場で、再びテーブルと格闘。
5.前夜祭が終わったら大学内にある宿泊施設へ。
本番当日、朝7時か準備をはじめるために泊まるのだ。前夜祭を無事終えることができた達成感からか、まるで修学旅行の帰宅前夜のような気分になった。本当に男風呂では修学旅行のようなノリで、冷水掛け合い合戦。あとは寝るだけ・・、だったらよかったのだが、本番ははじまってもいない。風呂のあと、当日の流れを確認し、夜中まで装飾用の花をひたすら作成。今週の平均睡眠時間3時間・・・。
6.当日は朝からエンジン全開。
テントの位置を調整したり、看板設置、舞台の装飾などフル回転。ここまできたらブレーキなんて踏んでられない。全員ハイテンションで駆けずり回った。開会式が始まり、仕事がひと段落すると疲れがどっとでた。
スタッフの仕事が終わっても研究会の仕事がまっている。うちは模造紙に発表内容を書き展示する。それだけではなく、随時説明をしなくてはならない。シフトが入っているときは自分の研究会に、空いてるときは他の研究会の展示を見にいく。そして合間合間でスタッフの仕事をしなくてはならない。昼過ぎには半分仮死状態。
7.スタッフの仕事は閉会式後も当然ある。
終わりはさらにハードだ。会場を1時間以内に全部撤収させなくてはならないからだ。スタッフだけでは到底片付けられない。だが、スタッフ以外にも後輩の研究発表を見に来てくれた多くのOBの方が手伝ってくれた。手の空いた研究会も「何かやることりませんか?」と進んで手助けしてくれた。おかげさまで予定よりも早く撤収できた。多くの協力者の助けにより、イベントを終えることができた。
その後は拓殖大学恒例の「勝ちます(カチマス?)」を演舞。「勝ちます」とは拓大が誇る硬派な踊り。円になり、飛び跳ねながらぐるぐる回る。その動作はロープを下に引っ張りさげる動作というべきだろうか。数分間ずっと同じ動作で回り続ける。かなりハードであるにも関わらずボルテージはMAX。ここまでくると疲れなんてどっか飛んでいってしまう。締めは「押忍三唱」。
そして、円の中心へ文連祭の実行委員長を務めた我が研究会の先輩が登場。責任者として文連祭を締める。挨拶が終わり、拍手が沸き起こると、「胴上げだ〜!!!」と円の中心へ向かってダッシュ!負けじと自分もダッシュ!胴上げが垂直になっていたけど全員で委員長の労をねぎらう。
いろいろ大変だったけど、すごく愉しかった。スタッフをやって改めて「運営側」の醍醐味を実感。共にスタッフだった他の研究会の人とも友好を深めることができ、新たなつながりが生まれた。そして、また明日から新たな出会い、感動を求めて私は走る続ける。
Ps
自分を自己紹介するいい文句を思いついた。それは「走・攻・酒」!