海外渡航の前に外務省「たびレジ」は登録すべき?

海外渡航の前に。外務省「たびレジ」

海外渡航の準備と言えば、パスポートを取得したり、航空券やホテルの手配、ビザ(査証)の申請、スーツケースやカバンに荷物を詰めたりと、さまざまな準備が必要ですね。いろいろと準備をしなくてはならない海外渡航ですが、準備するものの一つにぜひ「たびレジ」の登録も追加してみてください。

たびレジ」とは、海外の旅先でいざという時に在外公館などから緊急情報提供を受けられる外務省の海外旅行登録システムです。

海外のひとり旅、もしものことが起こったら、とても不安になりますが、信頼できる情報を日本語で受け取ることができれば安心です。特に、海外出張が多いビジネスマンや海外旅行が趣味の方、家族で海外旅行に出かける方はぜひ。出発前にぜひ登録しておきましょう。

私が勤めているNGOでも、外務省より「海外へ渡航をする場合はぜひ登録するように」との要請も受けています。

そんな外務省が呼びかけている「たびレジ」ですが、そもそも「登録しなくちゃダメなの?」という意見もあります。

登録すべきかどうかはそれぞれが決定すべきことですが、検討するための情報として「たびレジ」の機能や、登録するメリットについてご紹介します。

たびレジとは

「たびレジ」とは、外務省からの最新の安全情報を日本語で受信できる海外安全情報配信サービスです。

海外渡航される方が必要情報を登録することで、滞在先の最新の海外安全情報や緊急事態発生時の連絡メール、いざというときの安否確認を受けることができる外務省が運営している無料サービスです。※ちなみに「レジ」は英語で「登録」を意味する「レジスター(register)」の意味。2013年1月に発生した在アルジェリア邦人に対するテロ事件を受け、2014年7月よりサービス運用が開始されました。

そんな「たびレジ」の主なサービスと登録した場合の4つのメリットをご紹介します。

「たびレジ」登録のメリット(1)渡航先の安全情報がメールで受け取れる

大使館・総領事館から現地の最新の安全情報を日本語のメールで配信されます。海外渡航先で重大な事件や事故が発生した場合、素早く情報を受け取ることができます。

「たびレジ」登録のメリット(2)緊急時の情報を受け取れる

緊急時には登録したメールアドレスに 在外公館が出す緊急一斉通報や、 最新海外安全情報メールが送られます。いざという時に信頼できる情報を日本語で受け取ることができので、登録しておくと安心感が得られます。

「たびレジ」登録のメリット(3)緊急時の連絡先が分かる

旅行先在外公館の連絡先や旅行先国の海外安全情報などを見ることができます。また、本人以外の連絡先も登録できます。日本にいる家族も同じ注意喚起や緊急時の連絡を受け取ることもできます。

「たびレジ」登録のメリット(4)災害時の安否確認にも役立てられる

渡航先の国・地域で緊急事態や災害が発生した場合の安否確認にも利用されます。緊急事態が発生した場合、在外公館などから必要性に応じて登録した電話番号や宿泊先などへ緊急連絡が入るようになっています。

「たびレジ」の重要性をゴルゴ13も力説

いざという時の対処法や気をつけることを海外渡航前に知っておきたいときは、「たびレジ」への登録以外にも、外務省が発信している情報もぜひチェックしておきましょう。

外務省が発行する「ゴルゴ13の中堅・中小企業向け海外安全対策マニュアル」では、「ゴルゴ13」ことデューク東郷が「たびレジ」の重要性や海外での危機対策などについて面白く(?)紹介してくれています。ちなみにこのマニュアルで使われている絵は、実際に雑誌・単行本として発売された本物のマンガのシーンで、それらを組み替えて、セリフを書き直して作られているんです。ハードボイルド感がたまらない構成になっており、ぜひ読んでみてください!

また、いざという時の対処法などを事前にまとめた「海外安全 虎の巻~海外旅行のトラブル回避マニュアル~(PDF)」もあります。スマートフォンやパソコンではなく、紙に印刷して読みたい、持ち運びたいという人にもオススメです。

「簡易登録」や「外務省 海外安全アプリ」でも安全情報をチェック

「たびレジ」への登録は、メールアドレスと渡航国だけを登録する「簡易登録」機能もあります。旅行の日程が決まっている人は「本登録」を、渡航するかもしれないけど日程が未定の場合は「簡易登録」と使い分けることもできます。

他にも「外務省 海外安全アプリ」もあります。国を登録しておけば、最新の安全情報・危険情報が確認することができます。任意の国や地域の安全情報が発信された場合、プッシュ通知で受け取ることもできます。また、ネットワークに接続していなくても緊急時の連絡先を表示することができるのもポイントです。(ただし、アプリのサイズは小さくはないため、スマホの空きストレージをチェックした上でインストールしてお使いください)

これまで紹介してきたことが分かりやすく短くまとまっている動画もありました。時間がない方はぜひこの動画だけでもチェックしてみてください。

まとめ:登録は義務ではないが「自分の身は自分で守る」責任も

外務省の「たびレジ」や海外渡航時に役立つサービスを紹介してきましたが、これらの対策や「たびレジ」への登録は義務ではありません。しかし、海外渡航時は「自分の身は自分自身で守る」という心構えや「いつもとは違う環境にいるんだ」と意識を切り替えることも大切です。

海外旅行や海外出張では、万が一のことが起こるかもしれません。そのとき、自分や日本に残った家族のためにも「たびレジ」へ登録しておくことをオススメします。ぜひ、海外でのトラベル対策にお役立てください。

▼「たびレジ」の登録も大事ですが、パスポートなどの貴重品のガードも万全にして渡航くださいね。

この記事を書いた人
メッスィ~/召田 安宏

1984年生まれ。長野県に多い苗字だけど東京都出身。学生の頃にNGOと出会い、NGOの広報担当を10年以上経験。ボランティアや国際協力に関する話題、広報の仕事に役立つサービスやフリーソフトを調べるのが好き。詳しいプロフィールはこちらをご覧ください。