ちょっと違ったワールドカップの見方

サッカーワールドカップ ドイツ大会が、盛り上がっていますね~。

盛り上がっているワールドカップを、ちょっと違った視点から見てみませんか?

イケメン選手に注目する、という方もいると思いますが、腕に巻いているモノにもぜひご注目ください。「これってホワイトバンドじゃな〜い?」っというのが今日の話題です。

ワールドカップの試合をよく見ると、各国の様々なな選手が腕に白い包帯のようなものを巻いています。身に着けている選手全員が、ホワイトバンドが掲げるテーマに賛同しているという意志表示をしているという確証はありませんが、手に入る情報で検証してみました。

準々決勝、「イングランドVSポルトガル」の試合で両チームの主将、ディビット・ベッカムとルイス・フィーゴにより『人種差別反対』が宣言されました。日本ではあまり馴染みのない話かも知れませんが、サッカーには選手・監督・サポーターなどによる人種差別が問題となっています。ネットでこんな記述を見つけました。

『イングランド代表の黒人DFアシュリー・コールがボールを持つたびに、5万人を超すスペイン人サポーターが人種差別を意味するサルの鳴き声をまねる大合唱を続ける。それは後半途中に出場したMFシャーン・ライトフィリップスが出場した際も同様だった。』(出典元

ティエリ・アンリが呼びかけた『STAND UP SPEAK UP』

世界中で愛されるサッカーは、たびたび人種差別的な言動が見られることがあります。そんな現状に対し、フランス代表のティエリ・アンリが仲間たちとともに立ち上げたキャンペーンがあります。それが『STAND UP SPEAK UP』です。

人種差別に反対する運動の象徴として、白と黒のバンドが使われています。この白&黒が持つ真意はわかりませんが、アフリカ選手が多く腕に白い包帯を身に着けているのも見られます。「白い紐や包帯」という行為は、貧困問題に対して草の根で問題提起していこうと、アフリカで人々がはじめたそうです。ワールドカップは、サッカーを楽しむためのイベントですが、選手たちがどんな想いを持って試合にのぞんでいるか、少し想像を巡らせて観戦してみるもの、いかがでしょうか?