2010年:元阪神タイガース赤星さんも参加「児童労働撲滅キャンペーンin兵庫」
NTT労働組合主催「児童労働撲滅キャンペーン in 兵庫」でのブース出展のため、夜行バスで神戸へ。神戸駅前に降り立つと、雲ひとつない快晴です。
※夜行バスに乗る前、東京駅近くの「なか卯」で『卵セット』を注文したのに『おしんこセット』が出てきたガッカリ感が吹き飛ぶくらいのいい天気です!
児童労働撲滅キャンペーン in 兵庫 概要
この「児童労働撲滅キャンペーン」はNTT労働組合が主催し、毎年開催地を変え全国の主要都市で実施されているキャンペーンです。「児童労働の現状をより多くの方に知ってもらい問題認識を持ってもらうこと」や「児童労働撲滅に向けた取り組みについての理解浸透を図ること」を目的に開催されています。
今回の会場となった神戸ハーバーランドのスペースシアターは、『24時間テレビ』の中継スポットにも使われたこともあるイベントスペースです。
日時:2010年5月15日(土)11:00〜16:00
会場:神戸ハーバーランド スペースシアター
出展団体
- 国際労働期間(ILO)駐日事務所
- アムネスティ・インターナショナル日本
- エファ・ジャパン
- ビルマ日本事務所
- 国際協力NGO シャプラニール=市民による海外協力の会
- セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン
- フリー・ザ・チルドレン・ジャパン
- 国際労働財団(JILAF)
- 世界の子どもを児童労働から守るNGO ACE(エース)
- UNI-PLC
- 神戸オレンジリボンキャンペーン
- 神戸定住外国人支援センター
イベント内容
- チャリティーバザー
- フライドポテト
- スタンプラリー
- 寸劇!?
- サンバチーム出演
- チョコレートファウンテン
特別ゲスト:元阪神タイガース 赤星憲広さん、フリーアナウンサー 宮川俊二さん
主催:NTT労働組合(運営:兵庫県グループ連絡会)
協賛:電通共済生協
講演:連合兵庫・神戸市・兵庫県教育委員会・NPO法人神戸定住外国人支援センター
兵庫県教職員組合・部落解放同盟兵庫県連合会
イベントで児童労働撤廃をアピール
イベントはオープニングから「サンバ」チームによるダンスと演奏、子ども合唱団による歌に、児童労働をテーマにしたプレゼンに朗読劇など、盛りだくさん。
土曜日ということもあり、お買い物のついでに立ち寄った家族連れが多いように感じました。普段、目にすることも、耳にすることも少ない「児童労働」。この日は、国際機関やNGOの各ブースに足を止め、スタッフの話に耳を傾けてくれる方が大勢いました。
元阪神タイガース・赤星さんの「一歩を踏み出す勇気」
イベントには、元阪神タイガースの赤星さんと、元NHKアナウンサーの宮川俊二さんが登壇されました。(ちなみに、赤星さんって、V6のイノッチに似てる気がするのはワタシだけ?)
赤星さんは現役時代「盗塁1つにつき、車いすを一つ寄付」という活動を7年間続け、301台の車いすを寄付された方です。当日会場に来られた「野球のこと、ぜんぜん知らないんです」っという女性も、赤星さんが車いすを寄付されている活動のことをご存じでした。関西地方では知らない人はいない、という有名な話なんですね。
赤星さんは講演の中で『一歩を踏み出す勇気』とおっしゃっていました。
野球において盗塁とは「成功すればチャンスが広がり、失敗すればチャンスを失ってしまう」というギャンブル性のある作戦です。そんな盗塁を300回以上もチャレンジし、成功させてきた赤星さんだからこその言葉。
赤星さんが車いすを送る活動を始めたのは、偶然の出会いからだったそうです。でも、そこで「一歩」を踏み出していなければ、今の活動はなかったと。プロ野球選手からは一度身を引いた赤星さんですが、新しいフィールドでも、一歩を踏み出し、活躍されることを期待してます。
※当日の様子は神戸経済新聞でも取り上げられています。
6月12日は「児童労働反対世界デー」
そして「何かしたい」と思ったら、「一歩」を踏み出してみる。その気持ちをずっと大切に、その気持ちを後押ししていけるよう、これからも頑張りたいと思いました。