海外旅行で余った外貨コインを電子マネーに換金『ポケットチェンジ(Pocket Change)』の使い方

海外旅行から帰国したとき、財布に残った外国のコイン。外国コインの再両替はできないため、自宅の引き出しの奥で眠らせてしまう…そんな経験はありませんか?
空港の国際線ロビーに置かれている「外国コイン募金箱」に入れ忘れたり、銀行などへ持ち込んで換金してもらうのも手間がかかりますよね。(※最近は換金自体やってくれないことが多いようです)
そんな扱いに困る外貨コインをスマートに解決してくれるサービスがあります。空港や街で見かける緑色の端末『ポケットチェンジ(Pocket Change)』です。単なる外貨両替機ではない、このサービスの特にすごいと感じた3つの特徴をご紹介します。
1. 交換が作業が簡単、個人情報の入力は不要
まず驚くのはその手軽さです。操作は「1.交換先を選ぶ」「2.外貨を入れる」「3.レシートを受け取る」という、たった3ステップで完了します。実際に端末を操作してみると、画面の案内に従ってタッチしていくだけで、迷うことなく交換できます。

コインの投入口も広く、コインを複数枚投入しても認識してくれます。違う国のコインでも、金額が異なるコインを一緒に入れて大丈夫です。自動的に通貨や金額を判別してくれます。

もちろん、大量に入れ過ぎると「しばらく入れないでください」と注意されますが、しばらく待てば再投入ができます。

ちなみに、紙幣も受付可能なんですが、シワシワだと端末が認識してくれず返却されました。
あと、個人情報を入力したりする必要ありません。名前を書いたり、連絡先(電話番号やメールアドレスなど)の入力も一切不要です。
例えば、郵便局で書き損じハガキを交換するときは、用紙に名前を記入することが必要です。書き損じはがきの交換は「公的な有価証券の交換」にあたるため、いつ、だれが何を何枚交換したかという記録を残す必要がためだそうです。個人情報に敏感な昨今、疑問に思うところですが、名前を書いたり、個人情報の提供が求められることは、不正や悪用の防止という側面があるそうです。
個人情報の記入や提示が必要な理由は分かりますが、記名や個人情報の入力は煩わしい作業ですよね。その点『ポケットチェンジ』は窓口で発生するような手間がないのがいいですね。
2. 交換先が豊富(電子マネー、Amazonギフト券など)
『ポケットチェンジ』は、交換先も多様です。対応している外貨は米ドルやユーロといった主要通貨はもちろん、韓国ウォンやタイバーツ、台湾/シンガポール/香港ドル、ベトナムドンなど10通貨に対応しています。アジア圏のコインにも幅広く対応しているのが嬉しいポイントです。
さまざまな通貨を、国内外で利用できる電子マネーやギフト券に交換することができるのが『ポケットチェンジ』の魅力の一つです。具体的には、以下の交換先が用意されています。
- 日本の交通系ICカード(Suica、PASMOなど)
- 楽天Edy、WAON、nanacoといった主要な電子マネー
- Amazonギフト券
- ユナイテッド航空「マイレージプラス」
- Ctrip携程や微信支付(WeChat Pay)などの海外

よく利用するサービスや電子マネーに交換するのが便利です。私は通勤で使うSuicaにチャージしたり、買い物でよく利用するAmazonギフト券に交換しました。
『ポケットチェンジ』の端末にチャージしたいSuicaを差し込めば、その場でチャージできます。

Amazonギフトを選択すると、Amazonギフト券番号が印刷されたレシートが出てきます。レシートに書かれたギフト券番号をAmazonのウェブサイトへ入力することで外貨コインの交換分の金額をチャージすることができます。
交換レートは
『ポケットチェンジ』の交換レートは手数料が引かれているようで、たぶん実際の為替レートの85%ぐらいになるみたいです。手数料は若干かかりますが、外貨コインや紙幣を眠らせておくより、電子マネーとして有効活用できるので、これぐらいの手数料は許容範囲かな。

また、『ポケットチェンジ』端末は日本語だけでなく英語表示も可能です。例えば、来日した外国人旅行者が余った日本円を自国で使えるポイントや世界中で使えるAmazonギフト券に交換できるため、日本に住む人だけでなく、旅行者にとっても便利なサービスですね。
3. 判別・換金不可の「不明なコイン」も寄付が可能
既存の外貨コイン・紙幣の交換でネックになる点は「マイナーな通貨は交換してもらえない」ことが多いところですよね。主要通貨の「米ドル」や「ユーロ」は扱っているけど、バックパッカーに人気の東南アジアの通貨はダメとか。その点、ポケットチェンジは「タイ・バーツ」や「ベトナム・ドン」などにも対応しています。さらに、換金できない通貨も回収してくれるところはとてもありがたいです。
機械が判別できなかったコインや対応通貨以外のコインが混ざると、画面に「不明なコインがありました」というメッセージが表示され、「返却」または「寄付する」という2つのボタンが表示されます。
今回投入したコインのうち45枚が不明と判断されましたが、『寄付する』ボタンを押して寄付することにしました。寄付先の団体は以下の3団体があるようです(2025年11月時点)。
- unicef(ユニセフ)
- JCV(世界の子どもにワクチンを 日本委員会)
- PLAN INTERNATIONAL(プラン・インターナショナル)

主要通貨ではない国の硬貨は両替できないことが多く、引き取ってくれるだけでもうれしいですね。タンスの肥やしになってしまうより「寄付」を選択して社会貢献ができる仕組みは非常によいデザインですよね。
ポケットチェンジの設置場所
ポケットチェンジは日本各地に設置されているようで、ポケットチェンジのウェブサイトから確認することができます。
ゲームセンターの『タイトーステーション』に多く設置されているようです。最初、『タイトーステーション 新宿南口ゲームワールド店』に行ったら、ポケットチェンジの端末は停止中でした。大量にコインが投入されて一時的に受付できなくなっていたのかも?
同じく新宿にある「新宿西口ハルク 地下2階」へ向かったのですが『ポケットチェンジ』の端末がどこにあるのか見つけられず・・・
HALC「小田急百貨店」の中をぐるぐる回りましたが見つからず・・・。

帰ろうと思って「小田急百貨店」から出たら「食堂酒場 ハル★チカ」の入り口前にありました。

「食堂酒場~」と書かれたピンクの壁の裏側に設置されているのですが、正直、分かりにくい!
HALCはJR新宿駅から地下通路でつながっており、人通りが多いところですが、『ポケットチェンジ』の端末の前はほとんど人がいません。ブログ用にスマホで写真撮りながらのんびりコインを投入していたら、いつの間にか後ろに換金待ちの人が並んでいてビックリしました。
自宅に眠っている外国コインはポケットチェンジへ
『ポケットチェンジ』は、誰でも直感的に使えて、交換先も豊富で、両替できないコインも社会貢献に使える、非常にスマートで考え抜かれたサービスです。
以前は、海外旅行から帰ってきたら空港のコイン募金箱に入れる、というムーブが一般的でしたが、今後は「外国コインはポケットチェンジ」がスダンダードになるかもしれません。
こうした便利なサービスがもっとも広く普及すれば「使い道のない余った外貨」という概念そのものが過去のものになる日が来るかもしれませんね。
ぜひ、自宅に眠っている外国コインがあったら、ポケットチェンジをぜひ活用してみてください。

https://www.pocket-change.jp/ja



