2009インド・スタツア報告(2)
お待たせしました!
インドで子どもに会って考える旅2009、
スタディーツアー報告の第二弾をお送りします!
ツアーは7泊9日と、決して長くはありませんが、
3週間ぐらいいたんじゃないかと思うくらい、充実した旅でした。
【ツアー日程】
8/28 成田空港出発→デリー着
8/29 デリー市内観光→ラジャスターン州、バル・アシュラム(男の子のためのリハビリ施設)へ移動
8/30 オリエンテーション、子どもたちと交流、子ども村議会見学、BBAスタッフ・子どもへのインタビュー
8/31 バル・アシュラムの敷地内見学、「子どもにやさしい村」実施村住人へのインタビュー
9/1 「子どもにやさしい村」訪問、バル・アシュラムにおみやげ→デリーへ移動
9/2 バタフライズ(ストリートチルドレンのためのNGO)、タラ・プロジェクト(フェアトレード団体)訪問
9/3 アグラ(タージマハル・アグラ城)観光
9/4 ILOデリー事務所訪問→デリー市内観光→デリー出発
9/5 成田空港到着、解散
このツアーでは実際に、児童労働をしていた子どもたちに会います。
児童労働をしていた過去はつらく、嫌な記憶だと思います。
それにも関わらず、子どもたちは今を元気に暮らしているんです。
バル・アシュラム。
現地NGO・BBAによって設立された、男の子のためのリハビリテーション施設です。
現在ここでは児童労働から救出された6歳〜14歳の子105人が、遊んだり勉強したりしながら共同生活を送っています。
インフォーマル教育や職業訓練、パソコンの授業の他に、道徳や社会に関する教育、自己啓発の時間などを通して、子どもたちは心の傷を癒し、自分たちの権利や、権利のために声を上げることを学んでいきます。
デリーからバスで6時間。
ボクたちがバル・アシュラムに着いたころには、あたりも真っ暗になっていました。
それでも、到着したボクらを歌と踊りで大歓迎してくれてました。
暗闇の中、腕に歓迎のしるしをまいてくれたり、額に真っ赤なビンディをつけてくれました。
今、100人を超える子どもたちが一緒に生活をしています。
平日は、朝6時に集合して、ランニングとヨガから始まります。
朝ごはんを食べたら、学校に行く子と施設に残って初歩的な読み書きから学ぶ子、
溶接や配電といった職業訓練を受ける子などに分かれます。
それらが終わったら、一日中元気いっぱいにグランドを走りまわってw
日曜日は、朝からレスリングにオリンピック(チーム対抗の蛙とびレースなど)。
それでも終わらず、午後は日本から持っていった大縄跳びでずっと遊んでいました。
※おかげで翌日、階段を降りる度に両太ももが軋んでいました・・・。
こんなに元気いっぱいな子どもたちを見ていると、
「ここって、リハビリセンターなの?」っと、思えてきました。
バル・アシュラムは「子どものためのリハビリセンター」と紹介されていますが、
施設というより、子どもたちを見守る大人たちが、
親として当たり前のことを教え、子どもたちは遊び、学び、笑う。
そんな普通の家族が住む「家=HOME」ともいえるような場所だと思いました。
ただ、いろんなところから来た子どもたちが多く、ちょっと大きいだけ。
「子どもらしさ」について、改めて考えさせられました。
さらに詳しくは、ツアーに参加したインターンの並木さんが書いてくれた
報告もご参照ください!
インドで子どもに会って考える旅2009 〜スタディーツアー報告1〜
次回に続く!