「世界一受けたい授業」で一年後の児童労働の現状報告

2010年12月11日に放送された
日テレ「世界一受けたい授業」で
『児童労働』が取り上げられました。

ちょうど一年前、2009年12月12日に放送された
世界の子どもの6人に1人が! 危険で過酷な児童労働の真実』でも
登壇したILO(国際労働機関)のメアリー・リードさんが今回も
世界の児童労働の現状について紹介。
昨年の番組を見た人の中には、
『児童労働の問題があることはしれたけど、
 じゃあ、わたしたちは何をすればいいの?』
っという感想を持った方も、少なくなかったようです。
世界中、いろいろなところで
児童労働が報告されており、
目を覆いたくなるような映像もありました。
その現状を紹介するには、
一時間番組の、三分の一では全然足りなかったのかもしれません。
しかし、今回はなんと
SMAPのキムタクもゲストで参加。
子ども兵士の生の声をつづった詩を朗読したり、
前回の放送から一年、世界各地でどのような
児童労働をなくすための取り組みが行われているのかが紹介されました。

児童労働の原因が『貧困』であるならば。
・政府が小学校の無料化
・無料の学校給食制度
・子どもがいる母親へ国からの補助金
など、親の経済的な負担を減らし、
学校に通わせて、教育を受けられるようにする取り組みが、
多くの子どもを「児童労働」から救われるようになったと紹介されました。
もちろん、言葉で説明すると単純なことに思いますが、
それを実現するためには、「子どもは働かせていいんだ」という親の意識を変えたり、
国として取り組むように働きかけたり、対策実施のための資金が必要だったり。
けっして楽な道ではありません。
最後は、
『いままで世界の子どもの
 "6人に1人"の割合だった児童労働が
 "7人に1人"になった』
という言葉で締めくくられていました。
番組に登場したメアリーさんはもちろん、
ACEも、この「児童労働」のない未来へ向けて、
今後もがんばってまいります。
番組を見て、「何かしたい!」と思った方は、ぜひそのオモイを形にしてみてください!


※2010年12月17日(金)午後11:00~11:50 NHK BS1にて
 「BS 世界のドキュメンタリー 『甘いチョコレート 苦い現実』」が放送されます。
こちらもお見逃しなく!