「キャドバリー」がフェアトレードチョコレートを販売
※2016年、キャドバリーは国際フェアトレード認証ラベルの基準から、自社基準への一本化を表明しました。
(以下、2009年時点の内容です)
イギリスの大手製菓メーカー「キャドバリー」は、2009年から人気商品の「デイリーミルク」に国際フェアトレード認証ラベルを表示して販売を開始しました。
世界最大の菓子メーカー、英キャドバリーは、道徳意識の高い消費者の要望に応え、7月下旬からフェアトレード(公正貿易)の認証を受けたチョコレートバー「デイリーミルク」の製造を英国内で開始した。引用:英のチョコメーカー、「フェアトレード」なチョコ販売|MSN産経ニュース
キャドバリーと言えば、日本ではガムやキャンディーなどの方が有名で、あまりチョコレートを販売しているイメージはありませんが、実は世界的なチョコレートのブランドです。
そんなキャドバリー社のイギリスで人気No.1チョコレートバーである「キャドバリー・デイリー・ミルク」の原料がフェアトレードカカオに切り替わるということは、業界的にも革新的と言えます。
フェアトレードとは
不当な搾取をうけることを防ぎ、生産者の労働や自然環境を守るための持続可能な発展と貧困解消のために正当な対価で取引をする、公正な貿易のことです。社会的・経済的に立場の弱い人びとに仕事の機会をつくりだし、公正な対価を支払うことで、彼らが自らの力で暮らしを向上させる仕組みともいえます。
日本では、スーパーやコンビニではほとんど目にすることがなく、オーガニック系の食品を扱うお店でしかお目にかかれないフェアトレードのチョコ。まだまだ国内で流通してるとはいえないのが現状です。
キャドバリーが世界的な規模のチョコレートブランドのキャドバリーがフェアトレードの取り組みに参加することは、業界への波及効果が期待されています。
世界はもちろん、日本でもカカオ生産地と笑顔でつながれるチョコレートがスーパーやコンビニで日常的に手に入れることができる日が早く来るといいですね。
世界的なチョコレートブランドのフェアトレードの動き
世界的なフェアトレードの潮流について詳しくはコチラの記事をご覧ください。
キャドバリーの他にも、日本でもお馴染み「キットカット」に国際フェアトレード認証ラベルが表示されたものが海外では販売されています。