第7回モノマチ(モノマチセブン)に行ってきた
突然ですがみなさん。「東京のお洒落エリアってどこ?」と聞かれたら、なんて答えますか?
渋谷、原宿、銀座、などなど定番スポットがあがると思いますが、最近は「カチクラ」が注目を集めているそうです。※TBS「あさチャン」で特集されてました。
カチクラ(徒蔵)とは?
「カチクラ」とは台東区の御徒町(おかちまち)駅から蔵前(くらまえ)駅にかけて、古くから製造/卸の集積地としての歴史をもつエリアのことです。この「カチクラ」に、近年モノづくり系企業やショップ、職人、クリエイターの出店が相次いでいるのです。 そんな「カチクラ」エリアで、毎年「モノマチ」というイベントが開催されていることを知り、ふらっと遊びに行ってきました~♪
「モノマチ」は、5月22日(金) から24日(日)の3日間、「カチクラ」エリアのさまざまなお店やクリエイターが出店し、販売や限定イベント、ワークショップなどが開催されるイベントのこと。「カチクラ」エリアのほぼ中央に位置する台東デザイナーズビレッジから散歩をスタート。
台東デザイナーズビレッジ
ここ最近、「カチクラ」にデザイナーやクリエイターのお店が増えてきた背景には、台東区が運営する国内初のファッション関連の創業支援施設「台東デザイナーズビレッジ」の存在が大きいみたいです。デザイナーの起業・出店に必要な施設、支援、指導、ネットワークを提供し、多くのデザイナーが入居し、卒業しています。
台東デザイナーズビレッジは地下鉄「新御徒町駅」から数分のところにあり、黄色のノボリ旗ですぐに場所が分かりました。「モノマチ」のインフォメーションセンターにもなっており、参加店の場所が載っているモノマチマップやイベント情報・コラボ情報のチラシ、フリーペーパーなどが配布されています。
普段は、デザイナーたちのオフィス・仕事場となっている台東デザイナーズビレッジは、「モノマチ」開催期間は施設が公開され、卒業生の作品や入居中のデザイナーの商品などを見たり、購入することができます。
デザイナーの作品を見れることはもちろん、作品・商品を作っている人とじかに話ができるのもいいですね。
元は小学校だった建物を利用していて、広い教室(?)には大勢の人が訪れています。
キレイなお花だと思ったら、実はコレ、ボールペンなんですww (茎の部分がペンで、花は造花)
「モノマチ」センターエリア付近
台東デザイナーズビレッジを中心とした「モノマチ」センターエリアでは、ちょっと歩けばすぐに黄色の「モノマチ」のノボリ旗が目に入ります。「モノマチ」に参加している店舗の目印で、お店を見ていくと、すぐ近くにまた新しいノボリ旗が目に入ります。
こちらは「carmineshop(カーマインショップ)」というお店で、モデルの水原希子さんも取材で訪れたことがあるそうです。
お店だけでなく、道路に設置されたテント下で雑貨が販売されていたり、店前で溶接のデモンストレーションが行われていたり。下の写真は、トライアングル(楽器)づくりをしていました(見物人たちにも溶接マスクが貸し出されていました)。
ちょっと歩いて見つけた「吉沼硝子」の店先には、「越後の地酒ケーキ」なる商品が販売されていました。説明聞いても甘いのか、お酒風味なのか想像がつかなかったけど(笑)
「吉沼硝子株式会社」は大正5年創業、さまざまな硝子製品を扱う総合問屋。
ビールやお酒を飲むのが楽しくなるようなグラスがたくさん。「モノマチ」開催期間は、参加体験型のワークショップも開催していました。
そして、ちょっと歩くと人だかりができているお店を発見。何をやっているのかと言うと、すぐ納得。人だかりの中心では、お酒の試飲ができました。
さらに「カチクラ」エリアをふらふら散歩していると、「おかず横丁」と呼ばれる商店街に。老舗の和菓子屋に行列ができていたり、モツ鍋、大学芋、クレープなどなど、おかずが一杯(笑)
「おかず横丁」の西端から、太鼓の音が聞こえてきたので、近づいてみると、白鴎高校の生徒たちによる和太鼓パフォーマンスが。
東京で二番目に古い「佐竹商店街」
多くのお店が集まるセンターエリアから、清洲橋通りを渡ると、東京都で二番目に古い「佐竹商店街」が見えてきます。
「佐竹商店街」の南側のアーケード入り口から清洲橋通りを挟んだ反対側の建物の前を、台東区の巡回バス「めぐりん」が通りかかったのでパシャリと一枚。
「佐竹商店街」の中には、「モノマチ」のインフォメーションセンター(案内所)があったり、クリエイターズマーケットが出店していたり、いつもと違った雰囲気が楽しめます。
「名は体を表す」とはまさにこの事か。
残念ながら、サブちゃんはいませんでしたww サザエさん家に御用聞きに行ってるのかな?
商店街のアーケードに、多くのクリエイターが作品・商品を展示しているクリエイターズマーケット。
「モノマチ」のマップには載っていないけど、佐竹商店街の珈琲焙煎屋「ベースキャンプ」も覗いてみた。
人気No.1の「大江戸ブレンド」を注文、焙煎が終わるまでの20分間、コーヒー一杯を店内でいただくことができました。(喫茶店ではないので、コーヒー飲むだけはできません)
2k540 AKI-OKA ARTISAN
JR「御徒町」駅と「秋葉原」駅をつなぐ線路の高架下にある「2k540」でも「モノマチ」のイベントが開催されています。「カチクラ」の中心エリア、台東デザイナーズビレッジや佐竹商店街から1kmほど距離がありますが、「モノマチ」開催中はエリア間を移動するためのレンタルサイクルも貸し出されています。※私が行った午後3時すぎには、レンタルサイクルはすべて貸出中でしたけど(笑)
「モノマチ」期間中、トッピングラリーが開催されていました。イベントで購入したリュックやトッピングバッグに、各店舗前で手に入れたボタンやチャームを自由にトッピングできる企画。
おしゃれなお店が連ねる「2k540」の店先で、作業体験ができるのも「モノマチ」期間中だけ?
コチラの写真は、秋葉原よりの入り口。
常設展の他にも、イベントスペースにアクセサリーなど小物を販売するブースがたくさん。
モノマチの楽しみ方
約7年間、御徒町で勤務してきた私ですが、恥ずかしながら御徒町と蔵前のエリアのことを「カチクラ」と呼ぶことや、2011 年から「モノマチ」が開催されていることを知りませんでしたww でも、今回ふらっと立ち寄り、見るだけでも楽しむことができました。オシャレやモノづくり、クリエイティブな作品に関心のある人なら、もっと楽しめるイベントだと思います。
そんな感じで、駆け足でご紹介してまいりましたが、「モノマチ」レポートは以上で終了です。最後までご覧いただき、ありがとうございました~♪
※ラストは、白鴎高校生徒たちの清々しい「ありがとうございました~!」にてお別れ♪