ミッションコンプリート
前々日の続きです。
情報は天下の回りモノ!?:小休止
ここに
「無視」「廃棄」「隠滅」「保留」
っという4枚のカードがある。とりあえず、発見したときは「保留」のカードが切られた。いわゆる布石である。
二日後、エージェントは戻ってきた。カレー臭い「パンドラの箱」の封印を解くために・・・
ミッション!
「カレー臭いパンドラの箱を処理しろ!(なんちゅうミッションだ・・・)」
いざ!
箱を開けると見事にカレー臭い!サラダ油(賞味期限切れ)、軽量カップ・スプーン、未使用台所用洗剤、マッチ4箱、真っ白Tシャツ3枚、米2合、あやしい置物×2などなど・・・・。
「むっ、これは!」
パンドラの箱に中心部に迫ったそのとき、見てはいけないものを見てしまった・・・。
赤、黄、茶・・・。色とりどりの「スパイス」だ。パンドラの箱に隠された災厄だ。
説明しよう。
一昨年の夏、野外炊飯でカレーを作ることになった。某T大学の「○度・○キスタン研究会(通称カレー研究会)」の面々が『オレらの出番だ!』とばかりに張り切ってしまい、本場インド並みに香辛料を買い揃え、世界に一つだけのカレーを作ってしまった。その残骸がこのパンドラの箱に封印されていたのだ・・・。
エージェントは、パンドラの箱が他人の手に渡る前に(事務所の他の方々に迷惑をかけない前に)処理をするという重要な使命を与えられていたのだ。
作業は難航した。だが、プロのエージェントとしてのプライド、今までの経験がエージェントを突き動かした。そして、無事に「パンドラの箱」を回収することに成功した。
仕事を終えたエージェント・・・月を見上げて、
「また、つまらぬものを拾ってしまった・・・」
完!