Q.NGO・NPOって、お金儲けしちゃいけないの?

2011/10/09

A.そんなことはありません。活動するためにも収入が必要です。

非営利とは、「利益を上げてはいけない」という意味ではありません。非営利団体の原則は「非配当」で、「活動によって生じた利益や設立者や出資者、または理事や会員に分配せず、そのすべてを目的とする活動に再投資し、不特定多数に還元すること」と定義されています。すなわち、非営利とは生じた利益=富を分配するのではなく、団体活動に使うことで社会に還元するという考え方です。

営利団体(企業)は利潤追求を通じて社会への還元を目的としています。一方、非営利団体は、社会課題の解決や社会への貢献を目的とした組織です。組織の目的を達成するため、講演活動や物品販売を通じて得た収益で、事務所を構えたり、職員を雇ったりして、活動をしていくことが必要です。

よく「ボランティアは無償の奉仕活動だから、金銭をいただくなんてけしからん」という意見を耳にすることがあります。もともとボランティアは「志願兵」という意味の言葉で、自発的な参加のことを指します。日本では、金銭などの見返りを求めない無償で活動することを「ボランティア活動」と呼ぶことが多いため、ボランティア=無償と考えられるていることが多いのだと思います。

NGO/NPOは、ボランティア活動をすることではなく、社会的な課題や組織の使命を達成することが目的の団体です。社会サービスを提供する政府や、利潤追求を通じて社会貢献を行う企業とは異なる立場で社会的を支えるセクターの一つで、決して「無償」の活動でも、対価や利益を上げてはいけない団体ではありません。NGO・NPOで働く人の人件費も、組織の目的達成に必要な費用として、仕事に見合った正当な報酬を支払わなければなりません。