Facebookで虹色のアイコン増えたけど、なんで?

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最近、Facebookのアイコンがレインボーカラーになっている人を多く見かけるようになりました。

友達の多くがどんどん虹色アイコンになっていく様子を見て、「友達もやっているから私も変えてみた!」っという方もいるのでは?そして、そもそも「なんで虹色になんだろ?」っと思った方も少なくないはず。

レインボーカラーのアイコンの理由を知りたくて、アイコンが変わっている人のタイムラインを覗いてみたが、よくわからない・・・。とりあえず、リンクURLをクリックしてみたが、ゲイ・プライド月間を祝おう」って、それだけじゃ意味わかりませ~ん!(※Facebookの言語設定を日本語にしている人はこんな感じに翻訳・表示されるみたい)

celebratepride.jpg

レインボーフラッグはLGBTの象徴

このFacebookの機能は、2015年6月26日、アメリカで同性婚は憲法上の権利だと認める判決が出され、全米で同性婚が容認されることになったことをお祝いするために公開されました。FacebookのCEOマーク・ザッカーバーグさんも「全米のすべての人が法の下で平等にカップルと認められることになり、とてもうれしい」とコメントし、自らのアイコンも虹色に変えています。FacebookのアイコンをLGBTの象徴である虹色にすることで「私はLGBTを否定せず、受け入れます」という意思表示をしようというムーブメントのようです。

日本語のFacebookではゲイ・プライド月間を祝おう」となっていますが、英語版では「Let’s Celeblate Pride」と書かれています。LGBTの自尊心が守られたことをお祝いしよう、という意味かと思うのですが、知っている人じゃないと、一見何のことか分からないですよねww

そもそも、なんで虹色なの?

LGBT」という言葉も最近よく耳にするようにりましたよね。渋谷区が同性カップルに対し、結婚に準じる関係と認め「パートナーシップ証明」を発行する全国初の条例案のニュースで聞いた人も多いはず。そんなLGBTの権利を求めるパレードで使われているのが「レインボーフラッグ」だそうです。

レインボーフラッグ (英語: rainbow flag, pride flag, LGBT pride flag, gay pride flag) はレズビアン、ゲイ、バイセクシャル、トランスジェンダー (LGBT) の尊厳とLGBTの社会運動を象徴する旗。1970年代から使用された。フラッグに使われた色はLGBTコミュニティの多様性を表し、LGBT の権利パレードの一種ゲイ・パレードでしばしば見られる。 出所:Wikipedia

 ん。。。ちょっと待てよ。

よく見ると、このアイコンは6色(赤、橙、黄、緑、青、紫)ですね。

ちょうど6/28に放送されたテレビ番組「林先生が驚く初耳学! 」で、「海外では虹は7色に限らない」という話題をやっていました。林先生は得意気に「何十回と授業で説明してきた話題です」と『恣意的な分節』だと説明していました。「恣意的」とは「勝手な」という意味。そもそも虹はつながっていて、どこで色を区切るかは見る人の勝手という話。日本では虹を七色と区切っていますが、国や地域によって違うのは当たり前だと。

林先生の解説を踏まえて、LGBTの象徴として使われているレインボーフラッグの意味を考えると、男女という2色だけで区切るのは乱暴な「恣意的な分節」だ、本当は多様な存在がいることを認めて欲しい!というメッセージが含まれているのかも。

流行りで終わらせず、しっかり「伝わる」取り組みに

アイコンを変えている人たちの投稿やウォールを見ても、正直「なぜ虹色にしているのか」の理由がわかりませんでした。私は意味もわからず周りに流されるようにアイコンを変えたくなかったので調べてみましたが、意図をもっと「伝わる」ように発信して欲しいと感じました。「ググれ」ば分かることかもしれませんが、「アイコンをレインボーに変える」という行為だけで終わってしまうのはもったいない。手段だけシェアし、目的がシェアされないとするなら本末転倒だと「意味がわからずフェイスブックレインボー~伝わらなければ何の意味もない|BLOGOS」と警鐘を鳴らす記事もあります。

もちろん、意味を知って、意図を持ってアイコンを虹色に変えている人もいるはずですが、見る人に「伝わらない」のでは、もったいない・・・。アイコンを変えるムーブメントとしては、東日本大震災の被災地に祈りのメッセージを届けようというpray for japan」がありましたね。ALS(筋萎縮性側索硬化症)のことを知ってもらうおうと「アイス・バケツ・チャレンジ」もありました。その前は世界の貧困の現状を知ってもらおうと「ホワイトバンド」というアイテムも。そのいずれも今現在続いているかと言われると・・・。

それでも、何も行動していない人が、一歩を踏み出した人を批判するのも変な話ですよね。何もしないよりは価値を産み出す可能性があると「レインボーアイコンを見て、「ホワイトバンド」を思い出した。」という記事が説明してくれています。

もちろん、アイコンをレインボーにするかしないかは個人の自由です。ただ、せっかくアイコンをレインボーカラーに変えるのなら、その意味を、見る人にもしっかり「伝わる」ように発信してもらえると嬉しく思います。

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About 召田 安宏 760 Articles
1984年生まれ。2008年より国際協力NGOの広報を担当しています。拓殖大学 国際開発学部を卒業後、一般企業を経て、NGOの世界に。世界の子どもを児童労働から守るNGO ACE(エース)を経て、2016年よりシャンティ国際ボランティアへ。広報・国内事業一筋。チョコっと世界をのぞいてみませんか?