募金箱で寄付を呼び掛けてみよう!募金箱の買い方・作り方

いま、日本全国、世界各地で東日本大震災(東北地方太平洋沖地震)の被災地のために、募金活動が行われています。街頭募金はもちろん、職場や学校、個人でも、さまざまな場所で寄付が呼びかけられます。

20110319_1928971.jpg
NPO法人国際ボランティア学生協会(IVUSA)による街頭募金の様子

募金を集めるときに必要になるものと言えば「募金箱」ですよね。

「募金箱はこうあるべき!」っと、決まったルールはありません。ですが、目的や用途にあわせて、適切な募金箱を用意しましょう。

募金箱を買う

被災地への寄付を募る募金箱は「すき家」のレジ横にも設置されていました。円柱型で、側面に「東北地方太平洋沖地震 義援金」というラベルで覆われていました。本体は黄色の透明ボディで、募金がたくさん集まっていることがよくわかりました。

100円ショップへ行けば「募金箱」として使えそうな「貯金箱」があるはずです。お金を貯め、第三者は中身を取り出せないという機能面は、募金箱も貯金箱も同じです。「でも、ちゃんとした箱が欲しい!」っという方は、インターネットでいろいろな素材の募金箱が販売されています。

募金箱を作る

もちろん、段ボールや紙など、身近なモノを使って手作りでも大丈夫です。私も以前、ホームセンターで買ってきた木材で募金箱を自作しました。※もちろんここまで力を入れなくても大丈夫です(笑)

TS3E0074.jpg

他にも、身の回りにあるもので作れる募金箱を紹介している団体もあります。

募金箱を借りる

NPOやNGOの中には、募金活動用に募金箱を貸し出している団体もあります。学校のみんなで協力して街頭募金を行ったり、お店やオフィスに募金箱を設置して活用できるようになっています。

donation_box-ACE.jpg
世界の子どもを児童労働から守るNGO ACE(エース)が貸し出している募金箱

募金を集めるときの大切なこと

募金を集めるためには、いくつかの手順があります。一人でやるのか、仲間と一緒にやるのか。どこへ寄付するのか、どうやって集めるのか。集めた募金をちゃんと送金すること。集計して報告することなど、さまざまなステップが存在します。

そして募金を集めるとき、もっとも大切なことは「どこへ寄付する募金なのか」が明確であることです。

大きな災害が発生すると、多くの団体が支援活動を開始します。

団体の中には、ユニセフや日本赤十字のような大きな組織もあれば、地域のグループなどもあります。有名で大きな団体に比べ、NPOやNGOは認知度に劣るが、機動性が高く、地域に密着した支援活動が行いやすいというメリットもあります。

「この募金は何に使われるのだろう?どこへ寄付されるの?」と、疑問が生まれてしまうと、人は寄付をしてくれません。募金箱に入れたお金が「寄付」になるのか、それとも「義援金」になるのかによって、寄付する人、しない人が変わるかもしれません。

災害発生時、特に広範囲で被害があればあるほど、多くの人が真剣に「できること」について考えます。そして「もしかしたら、自分も被災していたかもしれない」と不安な気持ちになることもあるでしょう。

ですが、「誰かの役にたちたい」という気持ちは「自分自身を立ち直らせる力」もなるはずです。

情けは人の為ならず」。みんなでがんばっていきましょう!