愛の反対って?

愛の反対って、何ですか?

あなたはなんて答えますか?

憎しみ?恨み?怨念?それとも・・・


本日、APIC主催の「公開セミナー 岐路に立つODA」に出席してきました。

拓殖大学学長の渡辺利夫先生の基調講演とODA民間モニターの報告、そしてカズンのライブコンサートという三本立て。会場は時事通信社で、最大で250人収容できるホールで開催されました。

平日の午後ということであまり若い方がいなかったように思います(社会人は仕事してますからね)。ボクのような大学生もほんの少しで、年配の方々がほとんどでしたね。

講演の内容は決して悪くなかったのですが、イベントの趣旨が不明瞭でしたね。どのような対象に、何を目的にしているかわかりません。ただ、ODAについて、ODAの事業についてを報告しているだけという印象を覚えました。質疑応答を聞いていても、講演に対し「よかったですよ」みたいなコメントをしたり、「もっとODAはこうあるべきだ」という意見に「そうですね」みたいな中身のないやりとり・・・。う〜む、うなるしかないなぁ〜。

しかも、休憩時間が10分あってコーヒーの無料サービスがあったんですよ。みんなコーヒーに殺到してね〜、めっちゃコーヒーくせぇの!

スケジュールが進行しいていくうちに段々席を立つ人が目立ち始めて、カズンのコンサートが始まるころにはかなり空席が目立つようになっていました。

カズンについては、こちらをご覧ください。

デビュー10周年を迎えた「いとこデュオ?」って言うのかな(笑)何年か前にチャリティーコンサートをやった売り上げをパキスタンに直接届けに行った映像を見せてもらいました。

ちょうど同時多発テロが起きた後のころで、パキスタンの警戒レベルは5という状態だったのに、難民キャンプに赴き、即興で「ふるさと」という歌を歌っている映像を見て心が震えました。

その他の選曲も今回のイベント「国際協力」にマッチしていて、会場全体を包み込む歌唱力。もう、ファンになってしまいました(笑)

「ただ 見上げているだけで いいのでしょうか
 まだ ここにいて笑ってて いいのでしょうか」

っという心に響く歌詞、二人の阿吽の呼吸のMC、汽車の警笛の音がリコーダーに似ているからできた鉄道番組のテーマ曲を演奏したり・・・。

それは素晴らしい曲と曲の合間のことでした・・・

愛の反対って、何だと思いますか?

憎しみ?恨み?怨念?っとネガティブでダークな言葉しか思い浮かばなかった。

愛の反対って、無関心なんだそうです

あぁ〜、っと妙に納得。

最近の日本社会は、二極化が進んでいるらしい。ヒルズ族、ニートといった経済的な格差などで使われることも多いが、国際協力の世界においても進行中のようだ。

ODAなど開発問題に対し熱心に学び参加する人と、開発途上国の問題は他人事と捉えまったく関心を持たない人。

これまで国際協力の世界で色々とお世話になってきたが、関心のある人はとても意識が高く熱意を持って行動をしている。しかし、最近面接で「国際協力をやってきたことはとても偉いと思うけど、社会に出てやっていけるのかね?」っと言われた・・・。

このまま二極分化が進んでいいのだろうか。

カズンは言った。

私たちは音楽しかできないから(笑)音楽が活動の潤滑油のような存在になればいいと思って、これからもがんばっていきます!