ほっとけない。世界のまずしさ

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最近話題の「ホワイトバンド」。そして「ほっとけないキャンペーン」。一度や二度聞いたことがあるだろう。私もついに、本日ホワイトバンドデビューをした。

実は今まで、私はホワイトバンドの購入をためらっていた。このキャンペーンに一抹の不安を抱いていたからだ

おそらく、テレビやインターネットといったメディアや、知人・友人から聞いたであろう今回のキャンペーン。日本や世界の著名人がキャンペーンに参加しているということもあり、注目を集めている。従来の募金とは違い、自分が出した(購入した)ものが形として残り、なおかつファッション性を備えているという点は画期的といえるだろう。

その成果なのか、ホワイトバンドはどこも品薄状態で予約が殺到している。多くの人がこのキャンペーンを通じ「世界の貧困」のために何かをしようとしていることが伺える。事実、ブログを検索してみたところ、今まで募金というものに懐疑的な見方をしていた人たちが、このホワイトバンドを購入するという方法を受けいれている。

しかし、キャンペーンの本当の目的は、売り上げを「世界の貧困」解決のために寄付していることだけではない。

私はたまたま近所にホワイトバンドを扱う店舗があり、容易に手に入れることができた。しかし、中には近所に扱っている店がなく、通販という手段に頼らざるを得ない人も多い。そこにつけこみ、金儲けを、キャンペーンを行っている人たちの意図を理解していない行為が行われている。

このような手段で金儲けをしようと考える方も悪いが、それを購入する方がもっといけない。なんのためにホワイトバンドを身につけるのか分かっていない。ただ、「○○(有名人)がつけてるから〜」とか「ファッショナブルでカッコいぐねぇ〜?」とか「買ったお金が貧しい人たちのたちのためになりますように」だけではいけない。

このキャンペーンはお金を集めることだけが目的ではない。この集めたお金だけでは、アフリカ諸国が苦しんでいる「貧困の悪循環」から抜け出させることはできない。一時の援助だけでは焼け石に水である。今、アフリカは多くの借金を抱え、苦しんでいる。そのことを知り、次にどうすればいいのかが重要なのである。

ホワイトバンド身につけてハイおしまい、では今までの募金と大きな違いはない。どんな目的でこのキャンペーンが展開され、どのような人たちがどのような思いで行っているのかを知らなければいけないし、知ろうとしなければいけないのではないだろうか。

事実、インターネットで情報はたくさん公開されている。

我々は彼らの発する意図を知らなければないし、送り手はもっと情報を伝えていかなければならない。お互いの意識が通じ合っていないため、今回のようなすれ違い、勘違いが生まれたのではないだろうか。

私はホワイトバンドを買えとはいわない。ただ、現実・現状を知ってもらいたい。そしてどうすればいいのか考えてもらいたい。そこから一人でも多くの人が行動してもらえれば・・・・。「一人の力は微力だけど、無力じゃない」少しでも、ホワイトバンド・ほっとけないキャンペーンに関心を持っていただければ幸いです。

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About 召田 安宏 760 Articles
1984年生まれ。2008年より国際協力NGOの広報を担当しています。拓殖大学 国際開発学部を卒業後、一般企業を経て、NGOの世界に。世界の子どもを児童労働から守るNGO ACE(エース)を経て、2016年よりシャンティ国際ボランティアへ。広報・国内事業一筋。チョコっと世界をのぞいてみませんか?