話すって・・・大変だ・・・。

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ここ三日間、とにかく人と話した。
10人以上と会話をした。
おしゃべり、ではなく、真剣に話をした。
愚痴を言ったり、言われたり。意見して、反論されたり。相談して、相談されて、悩みを打ち明けて、悩みを聞いて・・・。とにかく、よく話をした。

文連祭(先日の記事参照)が終わって、打ち上げで八王子に繰り出した。一次会を経て二次会へ。終電はとうになくなっていた。友人と二人で2時間くらい歩いて彼の自宅まで帰る。道中ず〜っと、愚痴をぶつけていた。彼は私がもらす愚痴ひとつひとつを丁寧に受け止めてくれた。酔いがさめた頃、もう私に迷いはなかった。

昼まで仮眠させてもらい、昼頃帰宅。財布の中には80円しか残っていなかった。

翌日、授業を履修していない日だが登校。CASTのビデオ上映会のためである。前述した「岩本悠トークライブ」のビデオをこれなかった人のために上映。昼休みに上映したが、想像以上に人がこない。10人くらい。いくら広報しても学内だけでは興味のある人も少ないし、関心のない人は見向きもしてくれない。

しばらく研究会室で自分の無力感に浸っていた。しばらくすると文化局連合会(以下、文連)の某先輩がドアをノック。お互い暇人のようだ。他愛のない話から文連の裏話、お金の話、紆余曲折を経た○○話。お互い悩みを一人で抱え込みがちな性格のようだ。二人はお互いに自分の愚痴を吐き出し、受けあった。話をするってことは、自分の知らないことを教えてくれるし、自分の考えも知ってもらえる。話さなければ想いは永遠に闇の中。

その後も先輩・同輩・後輩が立て続けに来訪。昼から放課後までの5時間、ず〜っと話続けた。そんな折、ふと気が付いた。いつの間にか自分の周りには「人の上に立つ人間」が増えていることに気が付いた。組織をまとめる立場の人、その人を補佐する人、先輩になった人・・・。いつの間にか自分もその一人になっていたのだ・・・。

一人二人と帰っていき、一人になったときだ。ある男が会室に入ってきて

「メッシー、金」

っと言うではないか。一瞬何のことかわからなかった。

「一昨日の飲み会、おれが立替といたんだけど」

ずどぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉん(><)。いきなり請求かよ・・・。

まぁ、借りた自分が悪いし、その日の朝、必死に家宅捜索して発見したなけなしの1000円札でお支払。彼ともその後、深〜い話をした。彼には自分の考え、思っていたことを話さなければならないと思っていたから。話すべきことを話すべき相手に。これ、大切ね。

放課後、再びビデオ上映会を開催。今度も4、5人(顔見知り)ほど。まぁ、高望みしすぎていたのかもしれない。講演会は昨年から数えて4回目となるので廊下で仲間とお話。ビデオは1時間ほど。その間、ず〜っとお話。いろいろと今まで話さなかったことを話した。彼女は今まで私との間に距離を感じていたそうだ。彼女が知らなかった私の秘密を他の仲間が知っていたから。秘密にされていたことが悲しかったそうだ。私は彼女と距離を置いていたわけではないし、たまたま話す機会がなかったから言えなかったのだが、相手に「話してくれない関係」と思われても仕方がない。

その日、色々と自分たちが行っている活動の不満や不安、焦り、葛藤を吐き出した。お互いが信頼しているから吐き出せた。そして、つらいときも悲しいときも、支えあえる仲間だと改めて思えた。

上映会終了後、雨降りしきる中みんなで下校。7,8人で帰ったのかな?拓殖大学から駅まではとても長い。つらくて寒いし、一人じゃいやになっていただろう。しかし、仲間と帰る道のりは楽しくてしょうがない。この道で一体何人の仲間と語り合ってきたのだろう。講演会のゲスト、岩本悠さんもこの道は空気がきれいでいい道だとお世辞を言ってくれたしね。

駅についたら、各員バラバラに帰宅。昔同じ研究会に所属していた仲間と久しぶりに同じに電車に揺られた。相変わらずお互い面白い生活をしているようで安心した。会うたびにお互い髪型が変わっているのは気のせいだろうか?そんな二人でスピーチのネタを考えた。彼女は自分の度胸を試す為(充分度胸あると思うけど・・・)マレー語のスピーチコンテストに出るそうだ。本番は2週間後に迫っているそうだが、まだ題材が決まっていない。しばらく考え、ネタを提案してみた。

「自分の髪型の移り変わりは?」
「いいねぇ〜。あたしもアジアンビューティーを考えてた」

なんじゃそりゃ?モジャモジャ頭だったり、ボンバーしてたり、色とりどりでつけ毛とか・・・。そんな彼女は今「アジアンビューティー(黒髪の女性)」に憧れ、黒のストレートにしている。お互い、髪の毛のことに気をつかっている(?)から意見があったのかな。

翌日も、後輩に呼び出されて相談を受けた。かなり弱気になっていた。ここは、先輩として良いこと言ってあがないとな。そこで、「コーチング」を思い出した。一対一で相手の持っている能力や可能性を最大限に引き出し、自発的な行動を促進するためのお手伝いをするスキルだ。岩本悠さんの十八番らしい。ちょっと(かなり)意識して相手の可能性を引き出そうと試みた。結局ガツンっと言ってしまい、効果があったかどうか不明。こんなときにコーチングのスキルが少しでもあればなぁ〜っと。

その後は、昨日お話した仲間とまたお話。なにやら昨日のお話が面白かったらしく、その続きを、とのこと。またお話。その後は国協で反省会。そこでもちょっとお話。自分の考えていたことをぶつけてみた。話がうまくまとまらなくて、矛盾していたかもしれないが、伝えたいことをいえた。みんながどう思ってくれたかわからない。中には「偽善者」とか「中途半端野郎」と思った人もいるだろう。でも、それはそれでいい。私は「ヒール(悪役)」でいい。一人や二人、そういった人間が組織にいたほうがいい。

その日の帰り、他の研究会の先輩に車で駅まで乗せてもらった。私以外みな女性で「カップル」の話をしていた。誰かと誰かが手つないでルンルンで歩いているのを見たとか、遭遇しても手を離さないで笑顔で手を振ってくれたとか・・・。こんな話をするのもたまにはいいかもね。あと、車で送ってくれた先輩、普段車を運転しそうにない雰囲気だが、颯爽とランドクルーザーを乗り回している姿に衝撃を覚えた。このギャップが男を陥れるのだろうか・・・。

今日も朝から色んな人と話した。久しぶりに早く帰ろうと思ったが、仲間にそばをおごってもらい、話に熱がこもってしまった。彼もまた違った視点で私に問いかけてくる。政治やら宗教、信念といったことを。これらは今まで敬遠してきた分野で、今でも敬遠したがっている。でも、話を聞くことも必要である。少なくとも、今日話したおかげで「考える」きっかけになった。

文連祭前も、後輩と終電で帰るとき、今までお互い知らなかったことを知り合えた。たまたま乗り込んだ電車に仲間がいたときもあった。なにやらワークショップのことで悩んでいて、いろいろとアドバイスになってないアドバイスをしてあげることができた。

やべ、はてしなく長い・・・。つまりはね、「話すことって大切なんすよ」。私と話すときはシラフのときがいいですよ、マジで。

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About 召田 安宏 760 Articles
1984年生まれ。2008年より国際協力NGOの広報を担当しています。拓殖大学 国際開発学部を卒業後、一般企業を経て、NGOの世界に。世界の子どもを児童労働から守るNGO ACE(エース)を経て、2016年よりシャンティ国際ボランティアへ。広報・国内事業一筋。チョコっと世界をのぞいてみませんか?