サプライズパーティー(4/7)

2005/04/09

僕が人に食事をおごることなど、めったにない。20年の人生の中で数えるほどしかないだろう。そんな僕が必死の思いでおごる決意をした。いや、せざるを得なかった。

この日、ワタシは拓殖大学オリエンテーションキャンプから帰ってきた(後日記事投稿予定)。

心身ともに疲れ果てた体を引きずって、今晩の主役が待つ会室に向かった。事前の打ち合わせどおり、主役ともう一人の作戦決行者がいた。我々3名は国際協力問題研究会の会員である。

この計画は4/6に誕生日を迎えた仲間の誕生日をビックリ!で祝おうというもの。プランは以下のようになっていた。

1.事前に主役ともう一人の実行班が会室で待機。
2.そこへ突然ワタシが現れ、ハイテンションで「飲みにいこう!」と誘う。
3.八王子で先に待機しているほかの仲間たちと合流、サプライズパーティー!

っといった流れだった。

ころあいを見計らって話を切り出そうとした。ところが、切り出そうとした瞬間、主役が

「さて、帰るか」

マズイ!これはやばい!このままでは計画が台無しだ。なんとか無理やりテンションを高くして、

「今日、呑みいこうよ!」

と、切り出して誘ってみる。しかし、彼はお金がないらしくノリが悪い。どうしよう・・・。行かない!と言って聞かないようだったら、計画をバラスしかないと思った。だが、それはしたくない。

「よし!おごってやるよ!」

無理やりごまかした。乗り気でない主役を何とか誘い出すことに成功。正直ほっとした。なにせ「おごる」なんて言葉、何年ぶりに言っただろうか・・・。

何はともあれ、八王子に誘い出すことに成功した我ら実行班。次なる関門はどういった流れで仲間が待つ店へ案内するかだ。八王子に到着した時、驚くべく事実が判明した。二人とも店の場所を知らないのだ。これは大ピンチだ!

しかたなく仲間の一人が偶然(かなり無理やり)を装い合流というスタイルをとった。どうやら主役は本当に偶然だと信じてくれたらしく、なんとかばれずにすんだ。人をだますなんて、こんなにも大変なこととは思わなかった。

苦労の甲斐があってか、店についたとき仲間がいたことに驚いてくれた。オレンジ色の白熱灯が暖かい雰囲気をかもし出す。小さなテーブルの周りに仲間が10人主役を囲み、宴が始まった。

久しぶりに仲間が集まり、たわいのない話題で盛り上がる。大学生活の思い出話から、入学当初から誰が一番変わった?とか・・・。一番変わったのはどうやらワタシだったようだ。それほど実感はないのだが、仲間が言うのだから間違いないのだろう。

愉しい夜が更けていく。いつものように電車で帰路につき、ほろ酔い気分で布団に入る。気が付いたら次の日の朝。携帯を確認するとメールが2件入っていた。一通目は誕生日の主役から「ありがとう」のメール。2件目は他の仲間から「電車、乗り過ごしました」メールだった・・・。