H&M、ユニクロに貫録勝ち!?

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突然ですがみなさん
CSR』って、聞いたことありますか?
「Corporate Social Responsibility」、
一般的に「企業の社会的責任」 と言われています。
私が就職活動をしている際、一般常識テストで出題されていましたが、
今はどうなのでしょう?
CSRについて詳しくは、その成り立ちや潮流、考え方について、
さまざまな著書やサイトで解説されているので割愛しますが。
『CSR調達』って、聞いたことありますか?
CSRの取り組みを、原料や製品の調達先の企業にも求めることを言います。

大手電機メーカーのソニーは、マイクロソフト、米IBM、米デル、受託製造大手のソレクトンなど米国のグローバル企業10社とCSR調達の項目を共有化。素材、部品メーカーなど調達先の約4000社に通知しました。具体的には「児童労働の禁止」「化学物質などの適切な管理」「製品含有物質の規制の遵守」「内部通報の秘密を守る体制の整備」など38の項目を掲げています。
出所:CSR調達 | 人事労務用語辞典-人事の最新キーワードをチェック- 『日本の人事部』

パソコンをはじめとしたハイテク電子機器は、
さまざまな部品を、グローバルに調達しています。
それを、どこで、だれが、どんな風に作っているのか。
その中で、「児童労働」がないか、「環境」に悪影響がないかなどを
調達先の企業にも開示してくれるようにお願いするということです。
さて、タイトルの「H&M、ユニクロに貫録勝ち!?」に話を移します。
※以下、H&M、ユニクロに貫録勝ち:ブランド対抗、勝ち抜き「CSR調達」選手権!の記事を引用しながらまとめてみました。
別にファッションや売上高が、っという話ではなく、
両者のCSR調達に関する情報開示のみの話です。
ユニクロ(親会社ファーストリテイリング)とH&Mの2009年10月時点で
最新のCSR報告書に記載された内容を比較評価された記事です。
CSRには、情報開示の要素も含まれており、
両者のレポートがどれほど、CSR調達に関する情報開示がされているのかについて
述べられています。

NGOやSRI評価機関がプロの目で評価しようとすると、なかなかしんどい。たとえば、賃金水準ですが、「賃金と諸手当」という項目が行動規範に含まれていることはわかります。しかし、賃金基準の評価は、生活給を求めているのか、業界平均給を求めているのか、それとも法定最低賃金でよしとしているのか、そういった点にも依存します。こういった情報は開示されていないようです。

たしかに、「生活給」と「業界平均給」は大いに違いますよね。
仮に、「生活給」に比べ、「法定最低賃金」が下回っている国があるとしたら、
後者の基準を満たしたことがCSR調達的に
「賃金と諸手当」の基準を満たしているといえるのでしょうか。

第3者にとって情報としての価値は残念ながら限定的です。<中略>また、近時モニタリング基準を見直したとありますが、モニタリング基準が見あたらないので、これも情報として意味があるかは微妙。

情報開示を開示しても、それが相手にとって必要な情報かどうか。
これは自分が担当している広報にとっても大切なこと。
読み手、受け取り手が必要としている情報を、
いかに敏感に感じ取り、それを発信、開示できるか。
ボクもアンテナの感度を上げなくては(;´・ω・)
もちろん、情報開示が一番の目的ではなく、
CSR調達が、原料の生産者の生活を守り、それを作る人、届ける人、買う人、
それに関わる人すべてが、より良い生活を手に入れるためのものですよね。

納期を短くし、頻繁に製品仕様を変えるような調達は、サプライヤーに大きな負担をかけます。このような調達側の「無理難題」をこなすためにサプライヤーは工員さんに低賃金や残業を強いる、といったこの構造を変えるためには、調達する側も変わらなければいけない。サプライヤーの行動を規律するのみならず、サプライヤーに過度の負担をかけないよう、調達側も自らを律することが次世代のCSR調達の要件です。

CSRは「三方よし」。
いわゆる「売り手よし ・ 買い手よし ・ 世間よし」、
日本の近江商人の理念に乗っ取っている、元々持っていた文化でもあるんですね。
※それほど大切ではないけど、 \_( ゚ロ゚)ここ重要 な豆知識
 大河ドラマ「天地人」で小栗旬が演じた「石田三成」(今、歴女に人気)は、
 近江出身。CSRの精神(!?)を体現した知将っという目線で見ると、面白いかも。

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About 召田 安宏 763 Articles
1984年生まれ。2008年より国際協力NGOの広報を担当しています。拓殖大学 国際開発学部を卒業後、一般企業を経て、NGOの世界に。世界の子どもを児童労働から守るNGO ACE(エース)を経て、2016年よりシャンティ国際ボランティアへ。広報・国内事業一筋。チョコっと世界をのぞいてみませんか?